みなさんこんにちは、中今〇ノ丞です。
YMOで一番私が好きな曲「CASTALIA」(キャスタリア)に
ついて語ってみます。
まずこの曲はかなりコードもコード進行が現代音楽風ですが、それも
そのはず、東京芸大出身の教授こと坂本龍一(以下教授)が作ったからです。
そして教授本人も語っておられるように 「これは武満徹さんから
刺激を受けて書いた」といっておられます。
じゃあこの「武満徹」ってどんな人?
遡ること30年前、私が音楽学校で作・編曲を学んでいた頃の
H先生(名前の頭文字をとって。決して変な意味じゃないです
から・・・)が仰っていたのは、一言
「賞荒らしや」
どういうことかといいますと、
1960年代当時に、ロシアの大作曲家ストラヴィンスキー(火の鳥や
春の祭典などで有名)から見出された武満さんは、その独特の
和音やオーケストラの音色などから、「武満サウンド」と呼ばれ、
世界中の作曲家達から真似されたりもしたほど、影響を与えていた
のです。
しかし、1960年代に書いた「弦楽のためのレクイエム」は
国内の評論家達から酷評されて、一時は音楽を辞めようかとも
思ったそう。そこにロシアの大作曲家ストラヴィンスキーが
武満徹の音楽を聞いて絶賛したものだから、そこからきちんと
評価されるようになったのです。
その他テレビの劇伴もされたりしました。
それと、そのH先生がこう言うてましたはわ(関西の学校だったので
関西弁トークで)
というくらい、スゴイ人なんです。
つづく