中今〇ノ丞の「まあるく生きる」

人生をどう生きたらいいのか、一緒に考えよう

伊勢の神宮 八度拝

 

みなさんこんにちは、中今〇ノ丞です。

 

今回は伊勢の神宮での「八度拝」について書いてみたいと思います。

 

知っている方も多いと思いますが、伊勢の神宮では

神職の方々は神事をされるとき「八度拝」をされます。

その動画を上げましたので、よかったらご覧ください。

まずは、6月と12月に行われる「大祓」の神事から

 

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「大祓」の神事は直接見たことがありますが、神職さん達の

半年間の穢れを払う神事です。

所作がとても流麗で、見ていてこちらの穢れも払える感じがします。

  

続いて荒祭宮における神事「祈年祭」での「八度拝」

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続いてこれも荒祭宮における建国記念日の「紀元祭」 

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 柏手を計8回打ちますが、最初と最後に小さい柏手を入れておられる

のがわかりましたか?

 

伊勢の神宮では、いわゆる原始から現在に至るまで「庭上祭祀」(屋外

でお祭りすること)で神事がなされており、特に御垣内(神社の垣、柵

より内側のこと)で行われる大きい神事、例えば神嘗祭新嘗祭などに

おいては菰(こも、敷物)を敷いてお祭りが行われています。

 

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鳥見山の郊祀 (伊勢神宮歴史絵画館国史絵画集から)

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皇大神宮奉祀(伊勢神宮歴史絵画館国史絵画集から)


 

 写真を見ているだけで、清々しい気持ちになりますね。

 

最高神天照大神に対して最高の礼でもってお祀りをされる。

その表れが「八度拝」という形になっていると思います。

 

なお、熱田神宮でも大きい神事のときは御垣内にて「八度拝」で

拝礼されます。