みなさんこんにちは、中今〇ノ丞です。
今回も、三種の神器の一つ「八咫鏡」(やたのかがみ)の3回目です。
さて、崇神天皇の次の第11代垂仁(すいにん)天皇のとき、笠縫村に
祀られていた八咫鏡は、今度は皇女倭姫命(やまとひめのみこと)に
託され、伊勢国(いせのくに)の五十鈴川(いすずがわ)のほとりに
祠(やしろ・斎宮)を 建てて、そこに八咫鏡が奉安されることになり
ました。
それが現在の「伊勢の神宮」です。
倭姫命は、現在の伊勢に辿り着くまでに、伊賀・滋賀や美濃・尾張などを歩いてその
八咫鏡を奉斎する場所を探していました(これを元伊勢といって、その元伊勢といわ
れる神社が多数あります)。
その中に「瀧原宮」があります。こちらは伊勢の神宮の別宮になっており、
実際に行ってみるとわかりますが、大変素晴らしいところです。
(瀧原宮 8年前の写真です 現在のお社は建て替えられて新しくなっていますよ)
(瀧原並宮 天照大神の荒魂が祀られています)
(伊勢の神宮と同様 大木が参道にたくさんあります)
(写真には写っていませんが、看板には参拝する順番も書かれておりますよ)
(こちらは「古殿地」といいまして、次の式年遷宮のときに、新しいお社が建つ
場所となります。現在はこちら側に新しいお社が建っております)
瀧原宮は私が個人的に好きな神社で、今から8年前に2回ほど訪れたことが
あります。丁度道の駅が隣接しているところです。
そのときに、神職さんと色々と伊勢の神宮についてのお話しを聞く事
ができました。
その頃は、私も伊勢の神宮や天皇の歴史、また倭姫命についての本を
読んでいた頃でしたので、神職さんも丁寧に詳しく色々と教えて下さい
まして、会話も非常に弾みました。
その中で、なぜこちらの「瀧原宮」ではなくて、伊勢の五十鈴川に天照大神が
ご鎮座になったのでしょうか?と聞きましたところ
「やはり海が近かったからではないか。神事やお祭りでアワビを使うが、
伊勢だと地理的に近く入手しやすいから」
またその時、神職さんの話しの中で伊勢の神宮の「式年遷宮」で奉仕された
時の話しも聞かせて頂きました。
「丁度、遷宮でご神体が新宮に移ったあとの古いお社には、やはりエネルギー
が抜けたような感覚を感じた。そして、ご神体が移った新しいお社は、
エネルギー・パワーが凄かった」というような貴重なお話しを伺うこと
ができました。
皆さんも、伊勢の神宮はもちろんのことですが、別宮の瀧原宮も大変に
素晴らしいところなので、是非立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
2千年前の原始の自然がそのまま残っていますよ(^-^)
現在、伊勢の神宮の内宮に、高天原からもたらされたとされる八咫鏡が、
そのまま祀られています。
そして、皇居の賢所には、そのレプリカか祀られています。
つづく