みなさんこんにちは、中今〇ノ丞です。
先日「三種の神器 八咫鏡」という記事を書きましたが、それについて
、あらためて「三種の神器とは何か」、について少々詳しく書いていき
たいと思います。
（写真はwikipediaより）
「三種の神器」とは、天皇家に代々伝わる宝物で、鏡・剣・勾玉（まがたま）の
ことです。正式にはそれぞれ
鏡は「八咫鏡」（やたのかがみ）
剣は「草薙剣」（くさなぎのつるぎ）※天叢雲剣（あめのむらくものつるぎ）
ともいう
勾玉「八尺瓊勾玉」（やさかにのまがたま）
と名付けられています。
歴代の天皇は、この三種の神器を代々継承することで天皇の地位に就いてきま
した。
この三種の神器を譲り受ける儀式こそが、皇位継承の儀式であり、三種の神器
は、いわば皇位の証といえます。
去年、平成天皇の御譲位により、今上天皇（現在の天皇）が「剣璽等承継の儀」
（けんじとうしょうけいのぎ）で三種の神器を継承され、践祚（せんそ）なさい
皆さんも、テレビでご覧になって、覚えておられる方も多いのではない
でしょうか。
現在は、八咫鏡は伊勢の神宮の内宮に、草薙剣は名古屋の熱田神宮に、
八尺瓊勾玉は皇居の剣璽の間（けんじのま）に奉安されています。
なお、皇居の賢所（かしこどころ・よく皇居で神事が行われるときに
テレビで写る、三つの建物の真ん中が賢所で、宮中三殿といいます）
には八咫鏡の形代（かたしろ・レプリカ）が、また草薙剣の形代は
剣璽の間にそれぞれ奉安されています。
（❶が賢所）
この賢所に奉仕される方を内掌典（ないしょうてん）といいます。
いずれかまたの機会に、内掌典について詳しく書きたいと思います。
つづく
