中今〇ノ丞の「まあるく生きる」

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日本の新しい資源エネルギー 「メタンプルーム」 4

 

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みなさんこんにちは、中今〇ノ丞です。

 

 

  今回は「メタンプルーム」についてご説明いたします。

まず メタンハイドレートには、表層型と砂層型の2種類あります。

 

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メタンハイドレートについて

メタンハイドレートは、低温高圧の条件下で、水分子にメタン分子(天然ガス)が取り込まれ、氷状になっている物質です。よく「燃える氷」と称されており、温度を上げる、ないしは圧力を下げるなどの変化を与えると、水分子と気体のメタン分子に分離します。分離されたメタン分子は天然ガスの主成分と同じものです。

メタンハイドレートは、世界中の水深の深い海底面下や極地の凍土地帯の地層に広く分布しています。

我が国周辺海域に賦存するメタンハイドレートは、主に2つの賦存形態が確認されています。

① 砂層型メタンハイドレート
水深500m以深の海底面下数百mの砂質層内に砂と混じり合った状態で存在し、主に東部南海トラフ海域を中心に賦存が確認されています。
② 表層型メタンハイドレート
水深500m以深の海底面及び比較的浅い深度の泥層内に塊状で存在し、主に日本海側を中心に賦存が確認されています。
(出典:経済産業省資源エネルギー庁

 

 

<メタンハイドレートの賦存形態>
【砂層型メタンハイドレート】海底面下数百メートルの砂質層内に砂と混じり合った状態で存在(メタンハイドレート濃集帯)。 【表層型メタンハイドレート】海底面及び比較的浅い深度の泥層内に塊状で存在(チムニー構造内に存在)。

 

上記の絵の右側に山のようになっているのがメタンプルームで、自然に海中に

噴出しているもので、だいたい海底から300M~600Mの高さがあり、海底

から浮上しているメタンハイドレートの粒の集まりです。

 

このメタンプルームの発見者の青山千春博士は、著書の中でこのメタンプルーム

には3つの利点があると述べています。

 

❶魚群探知機で表層型のメタンハイドレートのありかを効率よくみつけられ

るようにした、しかもコストがかからない。

 

❷常時メタンプルームが出ていることで、メタンハイドレートが日々続々と

生成されている証明をしたこと。つまり、メタンハイドレートは従来の

埋蔵資源と違って、採ったら終わり、という有限の資源ではない。

 

❸このメタンハイドレートの利用が、地球温暖化の緩和につながること

を提示したこと。

つまり、海中のメタンハイドレートから発生したメタンガスが大気中に放出

されている。このメタンガスの地球温暖化効果はCO2(二酸化炭素)の

約25倍です。従って、この第4の埋蔵資源と言われるメタンハイドレート

だけは、従来の埋蔵資源と真逆で、採って燃やしたほうが地球温暖化

抑制につながるということです。

 

とまあ、良いことづくめの新エネルギー資源なのです。

 

つづく