中今〇ノ丞の「まあるく生きる」

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日本の新しい資源エネルギー 6 「メタンハイドレート」が実現化されたら まとめ

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みなさんこんにちは、中今〇ノ丞です。

メタンハイドレート」のまとめです。

   

  

 もしメタンハイドレートが実用化されたら

 

石油・天然ガスを輸入しなくてもよい

      ↓

電気・ガス・ガソリン料金が安くなる

      ↓↓

その浮いたお金を消費に回すことができるので、景気がよくなる。

      ↓↓↓

メタンハイドレートから出るメタンプルームは、燃焼して利用した方が

環境にもよいし、このメタンは採っても無くならない。

     ↓↓↓↓

ということで、原発を使用しなくてもよい、もしくは減らすことが

できる可能性が出てくる。

 

また、他の再生可能エネルギー太陽光発電等を使ったベストミックス、

即ち幾つかの資源も同時に使いながら、もしどれかが使えなくなっても、

他のエネルギー資源で代用できるといった、幾つかの資源が選択可能な

体制が必要ですね。

     ↓↓↓↓↓  

そして、このメタンハイドレートを海外に輸出することで、貢献できる。

それは、技術的なこともさることながら、世界の紛争や資源争いを

抑制することができる。

 

このメタンハイドレート

の可能性は、どこまでも広がっていると言えましょう。

 

 

● また、デメリットについても調べてみましたが、このメタンハイド

レート自体を使わないことこそが、デメリットだと言えそうです。

つまり、メタンプルームから出続けているメタンガスは、海中に溶け込んで、

それが大気中に出続けていて、温室効果による環境への影響が大きいです。

メタンガスの地球温暖化効果はCO2(二酸化炭素)の約25倍です。

採らないまま自然状態で放置しておけば、CO2の25倍の温暖化効果がある

メタンガスがそのまま毎日大気中に出ています。

しかし採って燃やしてしまえば、メタンガスがCO2になる。つまり温暖化効果は

25分の1になるのです。

しかも、もともと天然ガスは石油に比べて、燃焼時に発生するCO2も量が

約2割少ないと言われています。

 

※あと余談ですが、もしメタンハイドレートが実用化されると、中東産の

液化天然ガスを高い値段で買うことによって、日本の石油会社、商社、運送

業者などが潤い、そこに一部の政治家や官僚がぶら下がっていますが、それら

の儲けは、当然なくなってしまうでしょう。

 

 

それでは最後に、日本海側の自治体が取り組んでいる日本海連合について

書いておきます。

 

日本海連合とは

兵庫、京都、鳥取島根県新潟県秋田県山形県、石川県、福井県

などの自治体が取り組んでいるもので、正式には「海洋資源エネルギー

資源開発促進日本海連合」といいます。これは、海底資源を共同調査

するための自治体の広域連合です。

以下、日本海連合のホームページを載せておきます。

 

海洋のメタンハイドレートは2タイプ

  • 海洋のメタンハイドレートには2つのタイプがあります。1つは南海トラフなどに見られる、海底から100~400mほどのところに水平的に広がって分布するタイプ。これは砂層の中に発達しやすいため、「砂層型」(又は「深層型」)と呼ばれます。もう1つは日本海に多く見られるもので「表層型」と呼ばれます。これは地中の深い所から「ガスチムニー」と呼ばれるガスの通り道を経て供給されるメタンガスにより海底付近で形成された塊状のメタンハイドレートです。

                                                               (松本、2012)
  • 下の左の図がガスチムニーで、直径数百メートルの円柱状上の構造となっています。右の写真はガスチムニーが海底面に到達した付近の写真で、白く見えるものが表層型メタンハイドレートです。

                (松本ほか、2009など)                               (松本ほか、2009など)

(出典:日本海連合)

                                           
◆参考サイト
〇海洋基本計画(総合海洋政策本部)
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/kaiyou/kihonkeikaku/

メタンハイドレート資源開発研究コンソーシアム(MH21)
http://www.mh21japan.gr.jp/
メタンハイドレート開発実施検討会 ※ページの下の方に掲載されています。
http://www.meti.go.jp/committee/kenkyukai/energy_environment.html
〇表層型メタンハイドレートの資源量把握に向けた調査(経済産業省)
http://www.meti.go.jp/press/2013/06/20130610001/20130610001.html
〇表層型メタンハイドレートの資源量把握に向けた調査(明治大学)
https://www.meiji.ac.jp/koho/news/2013/6t5h7p00000fgws2.html

 

 

● なお下記に記しますように、来年の1月にフォーラムが予定されています。

詳しくはホームページ等をご覧下さい。

 日本海沿岸の12府県※が連携して海洋エネルギー資源に関する情報収集や調査・検討などを行う「海洋エネルギー資源開発促進日本海連合」(会長:平井鳥取県知事)が、日本海側におけるメタンハイドレート等の海洋エネルギー資源の開発を一層促進するために「日本海海洋資源フォーラムin新潟」を開催します。

青森県秋田県山形県新潟県富山県、石川県、福井県京都府兵庫県鳥取県島根県山口県

                   

                    

1 日時

平成31年1月31日(木) 13時~15時(受付:12時20分~)
 
                    

2 場所

新潟グランドホテル3階 悠久の間(新潟県新潟市中央区下大川前通)
 
                    

3 内容

(1) 促進対話(国と日本海連合構成府県の知事等による意見交換)
[ 出席者(予定)]
 ・経済産業省資源エネルギー庁
 ・平井鳥取県知事(会長)
 ・花角新潟県知事(事務局長)
 ・その他日本海連合構成県知事
 ・青山繁晴参議院議員(オブザーバー参加)

(2) 基調講演
 「メタンハイドレート開発に関する政府の取り組み」
 経済産業省資源エネルギー庁

(3) 特別講演
 「岩船沖油ガス田の開発史からみるプロジェクト価値最大化の取組」
 日本海石油資源開発株式会社
 
                   

4 定員

 
200名(入場無料、要申込み)
 
 
  終わり