みなさんこんにちは、中今〇ノ丞です。
日頃、皆さんはテレビのニュースなどで総理大臣や、他の政治家の姿を見ると
思いますが、実際に政治家はテレビの写らないところで何をしているのか、どの
ような活動をしているのか、どうやって法律を作っているのか、についてはほとん
ど知る機会はないのではないでしょうか?
まず政治家の仕事は法律を作ることですが、その法律はどのような過程を経て
作られるのでしょうか?
その中で、例えば与党である自民党には「部会」というものが存在します。
ということで今回は、自由民主党にある「部会」について書いてみます。
「部会」とは
● 部会は自由民主党の伝統としてあり、国会の開会中は毎朝8時から、自民党
本部の各部屋で、例えば「外交部会」「国防部会」「経済産業部会」「農林水産
部会」などがある。
それぞれ分野別、専門別に分かれた会合が開かれ、そこには各省庁からキャリア
の課長や局長が必ずやって来て、議員の問いかけに答えなければならない。
この部会が、法案を通すうえでの第一関門となるのです。
この部会を通って法案は、政府提出の閣法であれ、議員立法(国会議員のみで
法案を作ろうとする)であれ、次には自民党の政務調査会、そしてその次に
は総務会に上がって、そこから国会に上程される流れになっています。
このように「部会」というのは他の政党にはない自民党の伝統としてあり、
国民の見えないところで、朝から部会を通して国会議員は勉強もし、国のリアル
タイムの難事や諸問題を議論し合っているのです。
ただしこの部会でも、「農林水産部会」の出席者は非常に多く、人気がありま
すが、国の安全保障等を話し合う「国防部会」は出席者が非常に少ないという
ことを、議員さんから聞いたことがあります。
なぜ少ないのかというと「票にならない」「票に繋がらない」からだそう
です。国と国民を守ることが最重要課題なのに・・・
今の、尖閣諸島などの領土・領海の問題や日本伝統の弱腰外交の遠因は、
ここにもありそうですね⤵
昨今、残念なことに悪しきことでニュースに取り上げられる国会議員もたまに
いますが、その一方で見えないところで、票に繋がらなくても、国のため、国民の
安全を守るために動いて下さっている名も知れない国会議員もいるということも、
主権者である国民は知る必要があるでしょう。