中今〇ノ丞の「まあるく生きる」

人生をどう生きたらいいのか、一緒に考えよう

旧皇族、11宮家について ④ 「宮家とは」

 

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みなさんこんにちは、中今〇ノ丞です。

 

前回の続きになります。

 

宮家とは、元は室町時代に作られた制度で、いざ天皇家が断絶しそうになった

天皇を出す役割を担いながら代々世襲される家のことをいいます。

室町以降は皇統断絶の危機が2回ありました。

1回目は伏見宮(ふしみのみや)から天皇を出し、もう1回は閑院宮(かんいん

のみや)から天皇を出すことで皇統は保たれました。

 

そして、現在の皇室は、閑院宮の血を引いていらっしゃいます。

 

また江戸期には4つの宮家がありました。

伏見宮

桂宮

有栖川宮(ありすがわのみや)

閑院宮

の4家です。

 

しかし、その内3家は継承者不在で既に断絶となり、終戦時には

伏見宮だけが残っていました。

 

昭和22年に皇籍離脱した11宮家は、全て伏見宮の系統になります。

その伏見宮が創設されたのは今からおよそ600年前の南北朝時代で、

初代伏見宮北朝第3代・崇光天皇(すうこうてんのう)の第一皇子

でした。

 

その後江戸末期には、伏見宮第19代邦家親王(くにいえしんのう)が

子沢山に恵まれたため、明治維新後に8つの宮家が伏見宮から分立し

ました。

さらにその後、新しい宮家から分立する宮家もあり、明治期に宮家の

数が増やされ、その後は増減を繰り返しながらも、終戦時には伏見宮

系統の11の宮家が存在していました。

 

 

 

~⑤に続く~