みなさんこんにちは、中今〇ノ丞です。
現在の今上天皇が126代目になりますが、その中で「女性天皇」
は8方10代いらっしゃいます。
この「8方10代」というのは、譲位(じょうい・天皇の位を離れること)
した後に、もう一度即位(そくい・天皇になること)された女性天皇が
2方いらっしゃいました、このような言い方になります。
この8方10代の女性天皇のうち、6方8代は8世紀の飛鳥時代から
奈良時代にかけての200年間に多くあります。
その後、800年以上は女性天皇の即位はありませんでしたが、江戸時代に
なって再び2代の女性天皇が現れることとなりました。
この8方の女性天皇のうち3方が皇后、1方が皇太子妃、4方が未婚の
皇女でした。
女性天皇というのは、いわば特別な事情がある場合に限ったものであり、
次の男系男子が即位するまでの中継ぎ役でありました。
特別な事情とは、例えば次の皇位継承者の年齢がまだ若過ぎたり、また
後継者が決まる前に亡くなったり、といった事です。
そのため、女性天皇は一代限り認められるものであり、女性天皇の子孫が
皇位に就くことは過去ありませんでした。
一旦女性が皇位に就くと、生涯未亡人、または未婚を貫かねばならない
不文律がありました。
その2につづく~