みなさんこんにちは、中今〇ノ丞です。
「女性天皇」の3回目です。
その最初の女性天皇である推古天皇(すいこてんのう)は、欽明天皇(
きんめいてんのう)の皇女で、同時に敏達天皇(びだつてんのう)の皇后
でありました。
その敏達天皇が崩御すると、弟にあたる用明天皇(ようめいてんのう)が即位した
のですが、用明天皇も間もなく崩御してしまい、続けてその弟にあたる崇峻(
すしゅん)天皇が即位いたします。
しかし、後継者が決まる前に崇峻天皇が暗殺されてしまったため、政治が混乱し、
皇位継承を巡る争いが起こりそうになります。
そこで、皇女でもあり先帝の皇后である推古天皇が天皇に即位することになり
ました。その推古天皇の即位により、皇位継承の争いは回避され、次の世代への
道筋がつけられました。
女性天皇は「男子の皇位継承者がいなくなって、女性が天皇になったケース」
と勘違いする人が多いようですが、実はそのような例は一度もありません。
推古天皇の例はむしろ逆で、皇位継承の候補者が多すぎて争いが起こりそう
になり、それを避けるために皇后が天皇になった例です。
二番目の女性天皇は皇極(こうぎょく)天皇・斉明(さいめい)天皇も、
(二度即位したため重祚(ちょうそ)といいます)
’
三番目の女性天皇でzる持統(じとう)天皇からは成立の背景が違って
きます。持統天皇は孫の成長を待つために即位しました。
その4につづく~