中今〇ノ丞の「まあるく生きる」

人生をどう生きたらいいのか、一緒に考えよう

女性天皇とは  その4

 

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みなさんこんにちは、中今〇ノ丞です。

 

女性天皇の4回目です。

 

 

三番目の女性天皇である持統(じとう)天皇からは成立の背景が違って

きます。持統天皇は孫の成長を待つために即位しました。

 (出典:ウィキペディア 持統天皇

 

天武天皇の次には皇子の草壁(くさかべ)皇子が皇位を継ぐ予定だったの

ですが、若くして亡くなってしまったために、草壁皇子の子・ 珂瑠(かる)

皇子を継承者とすることになりました。

しかし 珂瑠皇子はまだ若過ぎたため、皇子が成長するまでの間、持統天皇

天皇に位に就くことになったのです。

 

四番目の元明(げんめい)天皇は子の成長を待つために、五番目の元正(

げんしょう)天皇と六番目の孝謙(こうけん)天皇・称徳(しょうとく)天皇

はそれぞれ弟の成長を待つための女性天皇となった例です。

 

一方、江戸時代に859年ぶりに成立した七番目の女性天皇である明正

(めいしょう)天皇はまた違った成立背景を持っています。

朝廷と幕府間の政治的摩擦の結果、成立した女性天皇でありました。

その時代の天皇は後水尾(ごみずのお)天皇でした。後水尾天皇は紫衣

事件(しえじけん)・春日局参内(かすがのつぼねさんだい)事件など

で時の幕府と対立し、天皇は幕府のやり方に対して不快感を抱き、退位

してしまいます。

そして、幕府への抗議の意味を込めて、まだ7歳の内親王を即位させ

ました。

 

八番目に最後の女性天皇となった後桜町(ごさくらまち)天皇は、

弟にあたる桃園(ももぞの)天皇が若くして亡くなってしまい、

またその皇子もまだ幼少であったために、伯母(おば)が甥(おい)

の成長を待つ形で即位した例なのです。

 

 

 

その5につづく~

 

 

 

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