中今〇ノ丞の「まあるく生きる」

人生をどう生きたらいいのか、一緒に考えよう

松下幸之助 「道をひらく」 2 『さまざま』

 

みなさんこんにちは、中今〇ノ丞です。

 

今回は久しぶりに松下幸之助さんの

「道をひらく」

から学んでみたいと思います。

 

 

『さまざま』

「春が来て花が咲いて、初夏が来て若葉が萌えて、野山はまさに華麗な装

(よそお)いである。さまざまの花が咲き、さまざまの鳥が舞う。さまざま、

とりどりなればこそのこの華麗さである。

 

~中略~

 

いろいろな花があってよかった。さまざまな木はあってよかった。

たくさんの鳥があってよかった。自然の理のありがたさである。

人もまたさまざま。

さまざまな人があればこそ、ゆたかな働きも生まれ出されてくる。

自分と他人とは、顔も違えば気性も違う。好みも違う。

それでよいのである。

ちがうことをなげくよりも、そのちがうことのなかに無限の妙味を

感じたい。

無限の豊かさを感じたい。

そして、人それぞれに力をつくし、人それぞれに助け合いたい。

いろいろな人があってよかった。さまざまな人があってよかった」

 

 

 

〇ノ丞松下電器の社長だった松下幸之助さん。

人の上に立つ人がこういった考えを持っていたなら、下で働く従業員はのびのび

とやれそうですね・・・

ところがどっこい、なかなかこのような信念に辿り着くことは至難の業・・・

 

現実はそれぞれが人の失敗や欠点に意識が向いてしまい、それぞれが「あの人

さえいなかったら・・・もっと会社は良くなるのに・・・」とか

「この会社がダメなのは社長がダメだからだ・・・」

という所が多いのではないでしょうか。

 

確かにその通りかもしれませんが、周りの欠点をあげつらったところで、事態は

変わらない事の方が多い。

 

それより、周りの人達の得意なところを見つけて、それを上手く使っていく

方が、会社の雰囲気も良くなるのではないかと思います。

ただ、ほんとたしかに、同じ人っていないもんですよねぇ・・・

同じ顔も一人としていない・・・

不思議といえば不思議なもんですね(*_*)

 

そして、そのうえで

 

仲良くするとは依存関係になるのではなくて

『自分はたとえ一人でも、この困難を乗り越えていく』

という人達の集団になったとしたら、その会社はもっと伸びていくだろうとも

思うのです。

 

 

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(※Amazonでは、上記の写真の白い表紙のバージョンは、まだ

販売していないようです。令和2年12月2日現在)