みなさんこんにちは、中今〇ノ丞です。
今回は久しぶりに松下幸之助さんの
「道をひらく」
から学んでみたいと思います。
『さまざま』
「春が来て花が咲いて、初夏が来て若葉が萌えて、野山はまさに華麗な装
(よそお)いである。さまざまの花が咲き、さまざまの鳥が舞う。さまざま、
とりどりなればこそのこの華麗さである。
~中略~
いろいろな花があってよかった。さまざまな木はあってよかった。
たくさんの鳥があってよかった。自然の理のありがたさである。
人もまたさまざま。
さまざまな人があればこそ、ゆたかな働きも生まれ出されてくる。
自分と他人とは、顔も違えば気性も違う。好みも違う。
それでよいのである。
ちがうことをなげくよりも、そのちがうことのなかに無限の妙味を
感じたい。
無限の豊かさを感じたい。
そして、人それぞれに力をつくし、人それぞれに助け合いたい。
いろいろな人があってよかった。さまざまな人があってよかった」
人の上に立つ人がこういった考えを持っていたなら、下で働く従業員はのびのび
とやれそうですね・・・
ところがどっこい、なかなかこのような信念に辿り着くことは至難の業・・・
現実はそれぞれが人の失敗や欠点に意識が向いてしまい、それぞれが「あの人
さえいなかったら・・・もっと会社は良くなるのに・・・」とか
「この会社がダメなのは社長がダメだからだ・・・」
という所が多いのではないでしょうか。
確かにその通りかもしれませんが、周りの欠点をあげつらったところで、事態は
変わらない事の方が多い。
それより、周りの人達の得意なところを見つけて、それを上手く使っていく
方が、会社の雰囲気も良くなるのではないかと思います。
ただ、ほんとたしかに、同じ人っていないもんですよねぇ・・・
同じ顔も一人としていない・・・
不思議といえば不思議なもんですね(*_*)
そして、そのうえで
仲良くするとは依存関係になるのではなくて
『自分はたとえ一人でも、この困難を乗り越えていく』
という人達の集団になったとしたら、その会社はもっと伸びていくだろうとも
思うのです。
(※Amazonでは、上記の写真の白い表紙のバージョンは、まだ
販売していないようです。令和2年12月2日現在)