中今〇ノ丞の「まあるく生きる」

人生をどう生きたらいいのか、一緒に考えよう

サイトウキネンオーケストラ モーツァルト「ディベルティメントK136」

 

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みなさんこんにちは、中今〇ノ丞です。

 

今回は「サイトウキネンオーケストラ」についてのご紹介です。

 

 

まずは私が一番好きな、モーツァルトのディベルティメント K136 

の第二楽章をお聴き下さい。

 

 

この動画はかなり古くて(30年近く前だと思われます)、テレビで放映された

番組の最後の場面です。

サイトウキネンオーケストラの名前の元となった、故斉藤秀雄先生が、桐朋学園大学

の授業でオーケストラの練習に使っていたのが、この「ディベルティメントK136」でした。

その練習は大変厳しく、妥協を許さないものだったそうですが、特に斉藤秀雄先生

が大切にされていたことは「みんなで合わせる」というところだったとか。

なので、個人差ができて、早く進みたい優秀な人に合わせるのではなくて、一番底辺

の人のレベルに合わせることを大事にされていたそうです。

 

以上の理由で、練習全体のスピードは遅く、苛立つ学生も中にはいたでしょうが

小澤征爾さんもその一人)、その当時の教え子達が、後に世界中に羽ばたいて

いって、小澤征爾さんのもとに一同に会して集まり、その学生当時の斉藤先生の

深い愛を思い出しながらの演奏が、この動画の演奏になっています。

(斉藤秀雄先生は、亡くなる直前もこの曲の指導に当たられていて、この時は

学生達に教えていた基本を取っ払って、ご自分の想い通りの演奏をされたと、

後に小澤征爾さんは語っています)

 

このディベルティメントは喜遊曲といって悲しい曲では決してないのですが、

小澤征爾さん曰く「この曲を演奏すると必ず誰かが泣くんだよなあ・・・」

と仰っておられます。

 

私もこの曲を聴くと、斉藤秀雄先生を慕う小澤征爾さんとオーケストラの方々

の想いを感じるので、ホント感動するんですよね。

 

素晴らしい演奏ですよ(^^♪