みなさんこんにちは、中今〇ノ丞です。
総裁選真っ只中の高市候補が、先日9月15日に出版されたのが、
「美しく、強く、成長する国へ」
(私の日本経済強靭化計画)
こちらの本には、高市候補が実現したいと考える政策が最初から最後までギッシリ
と書かれており、またその分野も多岐に渡ります。
今回は太陽光と再生可能エネルギーの一つ、風力発電についてご紹介していき
たいと思います。
P61
「『第6次エネルギー基本計画(内閣が2021年10月に閣議決定を目指す)』
を読むと、再生可能エネルギーの中では太陽光に最も期待しているようだ。
太陽光に関しては『リスクの最小化』の為に、先に解決すべき課題がある。
私の地元では」、山の上の畑に設置された太陽光パネルの傾斜が雨天時に地面
を削り取る原因となっており、畑の下に在る集落では土砂崩れの恐怖に怯え
ている」
「また太陽光パネルの廃棄処分時のルール作りも必要だ。(中略)
約10年後には耐用年数を迎えた初期型パネルの大量廃棄が始めるだろう」
「太陽光パネルには、鉛やセレンなど有害物質を含む製品もあり、適切に
処分しないと『土壌汚染』が発生する」
〇ノ丞解説:高市候補の意見を抜粋して書いてみましたが、そもそも日本の土地の
特徴としては、山が多くて平地が少ない。
結局そういった山の急斜面のところに太陽光パネルや風力発電設備を建設すれば、
問題が起こることは自明の理ですね。
例えば太陽光パネルを自宅の屋根に設置して、自宅の電気として使う分には問題は
ないのですが、国策として再生可能エネルギーを推進していくには、まだまだ色々な
問題を含んでいます。
太陽光パネルを使えば、固定価格買取制度で最初は高い値段で買い取ってくれても、
その内に価格がどんどん下がっていけば、損失が大きくなっていきます。
また、その太陽光パネルの部品自体も、新彊ウィグル自治区での強制労働による
安い労働力を使って作られているともいわれています。
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さて前回ご紹介しました高市候補の推薦人である青山繫晴参議院議員は、
国会議員になる前の民間の専門家時代から、新しい資源・エネルギーとしての
「メタンハイドレート・メタンプルーム」を私費を投じて調査・提案し、また
原子力発電や再生可能エネルギーについても詳しい、エネルギーの専門家でも
あります。
その青山繫晴参議院議員の風力発電や太陽光パネルについての意見をここでご紹介
してみます。
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再生可能エネルギーについて、例えば風力発電において低周波の騒音被害や、景観を
破壊されたことに対して村の人が苦しんでいるという報告もあります。
一方で海・洋上に建設すると、今度は漁業に影響するし、ここでもコストや、日本では設置するのに相応しい立地条件があまりない、また日本は台風が多いので、もし倒れた場合の修復するためのコストの問題など、必ずしも良い面ばかりとはいえない事情があります。
その他、風力発電による低周波は、これから子供を産むという大事な時期にある
若い女性に影響があるという懸念も指摘されています(デンマーク)。
また夜眠れないという睡眠障害、コストや、また電圧が不安定など、課題も
多いです。
●太陽光買取制度の問題点・固定価格買取制度
再生可能エネルギーで得た電力を、高額で電力会社に買い取らしたとしても、一見
大企業に負担をさせているように見えても、結局は電気料金に全部跳ね返ってくる
というカラクリになっています。
太陽光パネルについて、長野県のあるところでは、休耕田に太陽光パネルをどんどん
設置しなさいという国策を実行したのはいいのですが、そこに色んな業者(例えば
中国製)が入ってきているが、いずれその電力が高値で売れなくなった時、その業者
たちは太陽光パネルをほったらかしにして出ていってしまう。その後始末を誰がやるのか?という問題が起こっています。
国が進めようとしている、再生可能エネルギーを中心とするエネルギー政策は、
よく注視していかないといけませんね。
キレイな言葉にまどわされないように・・・