みなさんこんにちは、中今〇ノ丞です。
「松下幸之助発言集から学ぶ」2回目です。
「今皆さんは掃除をやってますね。その掃除を完全にできますか」
「まあ80点取れていれば及第点だな。掃除ひとつできないような人間だったら、
何もできない。皆さんは『そんなことはもう、三つ子の時分から知っている』
と思うかもしれないが、ほんとうは掃除を完全にするということは、一大事業
です。
百貨店に行っても、掃除の行き届いた百貨店と、掃除の行き届いていない百貨店
とは違う。
掃除がどことなしにお粗末なところは、やっぱりはやりませんね」
〇ノ丞:これは、掃除の技術的なことを言っているのではなくて、その会社の
人達が「お客さまに対してどう思っているか」とうことを言わんとしておられる
のだと思います。
つまり、来るお客に対して、
「気持ちよく買い物をして頂きたい。そして、わが社の愛する商品達も、
きれいな状態で見ていただきたい。
ならば、気持ちよく買い物ができるように、きれいに掃除しよう」
という、しなければいけないから掃除をする、という義務からでてきた発想では
なくて、そこはやはり自発的な「思いやり、気持ち」があるかどうか、が
店内の掃除となって現れる、ということなのでしょう。
「お客様を第一に」
その想いが、掃除やお客の対応などに現れる。
お客様のこと想って、掃除をする、商品を仕入れ並べる、接客する、
それがひいては、その店の評価や売り上げとなり、そして
「また来たい」と思わせることにつながると思います。
掃除が行き届き、店員の接客態度も気持ちいいものであれば、また来たいと
思いますし、買い物をしてて心地いいものですよね。
このことはすべてにつながることだと、私は思います。