中今〇ノ丞の「まあるく生きる」

人生をどう生きたらいいのか、一緒に考えよう

 立憲民主党の現職議員の拉致被害者をめぐる発言と、その撤回は、重大な日本の闇を露呈しています(自民党参議院議員・青山繁晴ブログより)

 

(青山繫晴参議院議員夕刊フジZAKZAK記事より)

 

 

みなさんこんにちは、中今〇ノ丞です。

 

ニュース等でご覧になられた方も多いかと思いますが、立憲民主党の現職議員が

拉致被害者に生きている人はいない」と発言し、後に謝罪するという一幕がありま

した。

そのことについて、永年拉致被害者を奪還すべく動かれている、自民党の青山繫晴

参議院議員が、ご自身のブログにて、この騒動の真相を語っています。

 

日頃から「ニュースには尻尾(しっぽがある)」と語っている青山さんですが、

この立憲民主党議員の受け答えの中に、北朝鮮とのつながりがある可能性がある、

とのご指摘なさっています。

 

読者の皆さんも、日頃の地上波のテレビや新聞からは感じ取れない「何か」を、

この青山繫晴参議院議員のブログ記事から読み取ってみて下さい。

 

 

 

 

 

~以下、青山繁晴ブログ「On the Road」より転載~

立憲民主党の現職の衆議院議員が、北朝鮮が奪ったままの拉致被害者について「生きている人はいない」と発言し、被害者の家族会などが抗議声明を出して、この議員がツイッターで謝罪し発言を撤回した問題、これが明るみに出した日本の闇こそを問わねばなりません。
 たまたま出た失言ではありません。

衆議院の解散と総選挙を控えて、野党を攻撃しようという意図は、ありません。皆無です。
 だから議員の名はここでは出しません。
「出すべきだ」という意見もあるでしょう。すでに報道されていますから伏せても無意味だという指摘もあるでしょう。その通りだと思います。
 しかし、総選挙で自由民主党をすこしでも有利にしたいとか、そのような党利党略でこのブログに記すのではないということを鮮明にするために、議員の名はあえて出しません。

▼この発言は、国会議員のなかに拉致事件をめぐって、実は勝手な思い込みや、無知でいながらそれを自覚していない問題があるという事実を物語っています。
 それだけでも極めて深刻ですが、もっともっと重大なのは、北朝鮮とのシンパシー、あるいは北朝鮮と裏で通じている恐れが濃厚に伝わること、それです。

▼これもまた、ニュースには尻尾があるという一例、しかしたいせつな例です。

【 把握した事実関係 ( ただし仮の把握です ) と、わたしの見解 】

立憲民主党の現職衆議院議員が、9月23日に千葉県松戸市で開いた会合において、拉致事件について質問を受けました。
 この代議士は、まず横田めぐみさんをめぐって「何だったか、ちいさな女の子。高校生か中学生か」と、中学1年で拉致された横田さんの名前や経緯すら国会議員でありながらろくに知らないことを恥じる様子もなく、「 ( 横田めぐみさんが ) 生きているとは誰も思っていない。自民党の議員も同じだ」と発言しました。

→ このわたし自身を含めて、自由民主党の議員もそう思っているというのは、まったくの嘘です。勝手なことを言うものではありません。

▽この立憲民主党議員は、「拉致被害者というのは今はもう居ないと、とらえられている。政治家はみんな、そう思っている」と発言しました。

→「政治家はみんな、そう思っている」というのは根拠も何もなく勝手に言っているだけの、嘘です。
 現に、わたしはインテリジェンスとも連携して、まったく逆に、拉致被害者である日本国民が多く、北朝鮮に現存され捕らわれていると考えています。

▽さらに、西暦2004年 ( 平成16年 ) に北朝鮮が「横田めぐみさんの遺骨」だと称して日本に渡した遺骨について、日本政府が別人の偽の遺骨と鑑定したことをめぐり「遺骨からDNAを取り出して鑑定し、それが横田さんであるのかないのかというような技術力は日本は持っていなかった」と発言しました。

→ これは、北朝鮮の虚偽の主張そのままです。
 すなわち、最低でも「立憲民主党の現職代議士が、北朝鮮の主張の方が正しいと考えている」ことを物語り、最悪の場合は、北朝鮮と実質的に連携している可能性をも、伺わせます。

▽この会合では、有権者から「亡くなったとする根拠は何か」と聞かれ、「客観的情勢から考えると、生きていたら帰すでしょう。帰さない理由はありません。生きているのだったら何かに使いたい。一度も使ったことがないですからね。残念ながら亡くなってしまっているから使いようがないんですよ」と自信ありげに話したそうです。

→ これも北朝鮮の主張、ほぼそのままです。
「客観的情勢」などと言っていますが、実際には「すべて解決済み」と称している北朝鮮のたった今の主張と、ぴたり、一致しています。

▽そしてこの現職代議士は、曽我ひとみさん、蓮池さんご夫妻、地村さんご夫妻の5人が帰国なさっていることについて「首脳同士が話をして決めたことも守らないなら、それは駄目です」と強調しました。

→ これは、時の小泉総理が「5人は一時帰国だけであり、北朝鮮に返す」という愚かな、ほんらいなら総理の辞任に直結することを北朝鮮に約束して、当時の中山恭子内閣官房参与らが反対し、国民世論の力によって5人が日本に当然のこととして永遠に帰国されたことを指しています。
 これも、悪いのは日本側だという、北朝鮮の主張そのままです。

▽一方で、北朝鮮の責任については「拉致したのは北朝鮮政府だから、責任を取らなきゃいけない」と述べるにとどめています。

→ これも、公平であるかのように見せかけつつ、西暦2002年の日朝首脳会談における当時の金正日総書記の言動とぴたり、一致していて、つまりは「限界責任論」です。
「取るべき責任はもう取った、5人以外の拉致被害者を返すことはない」という北朝鮮の現在の姿勢に、恐ろしいほど一致しています。

▼家族会と救う会は、その共同の抗議声明のなかで「日本政府の基本的立場を否定して、北朝鮮の主張に賛同している」と指摘しています。
 非常に正確な、そして公平な指摘です。
 家族会などは、この発言について「党としてどう考えるのか、ぜひお聞かせ願いたい」と問うています。
 立憲民主党が、単に個人的な失言として済ませるのならば、党の内部に北朝鮮朝鮮総連が影響力を持っていることを逆に認めることになります。

 もう一度、申しますが、総選挙が近いとかそんなこととは関係なく、公党としての考えを明示すべきです。
 その公党としての考えとは、単に「いけない発言でした。党の姿勢とは違います」では済みません。

▼日本の政界には、党を問わず、朝鮮労働党中国共産党の工作が浸透を図り、ある程度はそれが奏功しているという深い闇があります。
 ぼくが民間の専門家の時代から、国会議員となった今に至るまで、ずっと指摘しているとおりです。

 工作には、さまざまな手口があります。
 もしもぼくが政治献金を1円でも受け取ったり、法が認めた権利として政治資金集めパーティを開いて1枚でもパーティ券を売れば、こうした工作機関が日本人のふりをして献金をし、パーティ券を買い、ぼくに弱みを作ろうとするでしょう。
 しかし、この立憲民主党の議員は、そうした手口に搦 ( から ) め捕られたというよりは、元々の思想として北朝鮮の考え方に近い気配を感じます。
 恐ろしいことです。
 まさしく日本の闇のひとつです。
 身を清く保って、戦い続けるほかありません。
 国会に居る者としては、それが唯一、拉致被害者を取り戻すことに繋がる道です。