をあげてみます。
順位は失礼にあたりますのでつけませんでした。
わかりやすいよう、近代から順にご紹介してみましょう。
●明治天皇
「大帝」と呼ばれ、日本を物心共に近代国家へ導く。
その御事績は
「五箇条の御誓文」
「教育勅語」
「伊勢の神宮の建築様式を守る」
「質素・倹約の模範」など
●昭和天皇
「名君」と呼ばる。
敗戦直後に、マッカーサーと会見した際、
「すべての責任は私にある。私はどうなっても構わない。
いま国民が飢えている。ここに皇室の財産目録があるので、
これで国民を救ってほしい」旨を仰り、それを聞いたマッカーサーの
態度が一変してしまった(それまでは不遜な態度を取っていた)。
当ブログにて幾度か取り上げました。
後奈良天皇の時代は飢饉や天災地変が起き、その責任を
「我の不徳の致すところ」と神に詫び、密かに般若心経を金文字で
書写して、全国の一宮に奉納し、災いが収まることを願った。
●亀山天皇
下記の絵は、元(今のモンゴル)軍の襲来に対し、内待所(天照大御神が祀られている、今の賢所)にて祈りをされるところ。
その後ろ姿からは、天皇として日本を背負う責任の重さと神に対する崇敬の深さ、
そして民の父母たらんとする歴代天皇の魂をそこに感じます。
私の好きな絵の一つです。
(国史絵画より)
●天武天皇
●聖徳太子(摂政)
聖徳太子は正式に天皇としては即位しておりませんが、その御事績は素晴らしい
もので、例えば
「十七ヶ条憲法の制定」
「古代中国の時の王に対し、『日出る処の天子』と手紙にしたため、
日本を独立した対等の立場を表明し、冊封に組み込まれないよう
毅然と対処した」
「仏教を深く理解され、共存の道を」
「法隆寺などを建立」
(国史絵画より)
●用明天皇
ご存知ない方も多いでしょうが、聖徳太子の父君にあたります。
当時はまだ新しい宗教である仏教に理解を示し、日本に定着する
のを導いたといってもいいのではないかと、個人的には思っています。
●仁徳天皇
「民のかまど」で有名。
古代において、民を「おんみたから」と呼び、「民の幸せこそ、我の幸せ」
と仰られ、歴代天皇の「模範」とも。
仁徳天皇陵が広大なのは、その徳を称えた当時の民の気持ちの表れとも
いえましょう。
●神武天皇
初代天皇。
群雄割拠の当時の日本(特に近畿大和地方)を、国としてまとめていく。
日本書紀巻第三には「橿原建都の詔(みことのり)」があり、その中で
神武天皇は、
『民(おおみたから)の心朴素(すなお)なり』の文言が出てきます。
この心こそ、歴代天皇の心であり、126代目の今上陛下にも脈々と
受け継がれているのです。
●そして歴代すべての天皇
最後に、10人目を選ぼうとしましたが、どうしても選びきれません
でした。
最後は、今上陛下を含めた歴代天皇126代すべての天皇を挙げたい
と思います。
神武天皇からはじまり、仁徳天皇の「民のかまど」でも触れましたように、
歴代天皇は国民を「おんみたから」と呼び、民の父母たらんとして、
代々国の安寧と国民の幸福を祈る存在としてあり続けておられます。
皇祖・天照大御神から引き継いできたそのお心を、古代から現代にいたるまで
歴代の天皇は守ってこられました。
今回はこのことを記して、この記事の終わりとしたいと思います。
さて、みなさんは、どの天皇がお好きですか?