中今〇ノ丞の「まあるく生きる」

人生をどう生きたらいいのか、一緒に考えよう

福島第一原発事故の真相とは。 あれから11年が経って

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みなさんこんにちは、中今〇ノ丞です。

 

 

2011年3月11日に起きた東日本大震災により、福島第一原発が事故

を起こしてから、はや11年。

 

 

いまだ国内・海外からの風評被害は残っています。

 

 

しかしこの時の原発事故について、マスメディアからは具体的な事故の

真相とその解決策が出ているでしょうか?

 

現在、自然エネルギーカーボンニュートラル等、目新しい言葉が出、

世界中で流行っている感がありますが、自然エネルギーにしても自然が

相手ですので、まだ安定化や供給量に問題があるし、急に現在の石油・石炭・

天然ガス原発を止めるというのは、現状では無理があります。

 

 

しかしその前に、この福島第一原発事故のの真相を、現在どれだけの人が把握

しているでしょうか?

 

 

そのことに対しての記事を日頃あまり地上波の媒体からは伺うことができません。

 

ということで・・・

 

 

当ブログで度々ご紹介している自由民主党参議院議員の青山繫晴さんは、この当時

民間人の立場で事故直後に初めて第一原発に入り、その映像を撮って各メディアに

無償で提供したという経緯があります。

 

事故当時から資源エネルギーや危機管理の専門家として、原発等を詳しく知ってい

られたという経由から、この福島第一原発事故の本当の真相をテレビ番組で忌憚なく

発言しておられました。

 

 

ただその声は、残念ながら多くの国民に知られているということはありませんでした。

 

 

今回は改めてご存知ない方にも真相を知っていただきたく、青山繫晴現参議院議員

が民間の専門家として初めて福島第一原発を取材した後、テレビの番組で詳しくその

真相を話されている動画を載せまして、その内容を文字に起こしてみました。

 

 

 

この記事を通して、改めてこの問題について御一考していただければ幸いです。

 

 

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◎この事故の本当の原因とは?

 

そもそもどうして事故になったのか?

 

それは、アメリカのGEという電気メーカーが作った欠陥炉だから。

名前はマーク1(ワン)。

 

アメリカにおいては、80年代にこの型マーク1(ワン)は訴訟になっていて、

地震のあるところには置かない、ということになっていた。

その訴訟は誰が起こしたかと言えば、GEの技術者が「危ないから」と裁判を

起こした。

 

 

その結果この型が売れなくなった。

 

 

アメリカの西海岸は地震があるので置けなくなり、その余ったのを日本に売りつ

けた。当時の通産省自民党内閣、東電も一緒になってこれを受け入れた。

 

 

 

なので、あの型マーク1(ワン)は、アメリカも地震のある西海岸には置い

ていない。

地震のない東海岸に置いてある。

 

 

 

それを地震の多い日本に売りつけて、その欠陥が大きく現れたのが今回の

東日本大震災であった。

 

 

ではなぜそのような原発を入れたか?

 

 

それは「アメリカ様のおっしゃることだから」ということで、官も民も受け

入れたから。

 

 

アメリカのGEが作ったものには沸騰水型と加圧水型というのがあり、この沸騰水型

というのは、核燃料部を入れるプールがあるのだが、沸騰水型の位置は40mの高さ

にある。

 

もし何かあった場合、どうやって水を入れるのか?という問いに対しては

「大丈夫です。何の違いもありません」との回答。

しかも、この原発を福島に設置するとき、その工事もアメリカに丸投げした。

そして、その結果として地下になってしまった。

しかも、その欠陥炉のマーク1は福島だけ。

 

 

このような、アメリカでの経緯もふくめて情報を全部出して、その上で公平に

検討すべき。

これは政府もメディアもそう。

 

 

加圧水路の型はいま再稼働しても何の問題もない。世界で一番安全。

 

 

 

 

かつては小泉元総理が原発を「トイレなきマンション」と言った。

では火力発電所にトイレはあるのか?

火力発電所は煙突から汚染物質が、原発よりはるかに悪いのが出ている。

 

 

沸騰水型は、核燃料部を入れるプールが40mの高さにあるということ

は変えられないのだから。

 

福島第一原発でも、水を入れられなくて困っていた。

 

あの時は偶然にも、隣の関係ない水が壁が壊れてために、たまたま入って

きたから冷えただけ。

もしこの偶然がなかったら、もう東京には住めない、という事態になって

いた。

 

こういったことも今まで全然情報公開されていない。

 

 

一方、福島第一原発の近くに女川原子力発電所があり、そこも沸騰水型なのに

全然被害はなかった。

同じ地震で同じ津波だったのにも関わらず。

 

 

なぜか?

 

それは、福島第一原発は管轄が東京電力で、

女川原発は管轄が東北電力で、この東北電力は規模が小さいために「若い人の

意見を聴くという体質があった」。

若い人が津波が危ない、て言ったからかさ上げをしていた。

それが功を奏し全く被害が出なかった。

 

 

青山繫晴参議院議員は、この事故直後、当時作業員以外で初めて原発を取材し、

吉田所長に会って、その時吉田所長は「これは人災で、現場に来ないで東京で

勝手なことを言っているだけ」当時の菅(かん)総理らの対応を批判。

(この時、青山さんは吉田所長と単独インタビューしていて、その映像も

あります)

              ↓

 

以上のような情報もマスメディアからはまったく出てこないし、青山さんが

過去にテレビで言っても全部カットされる。(生放送以外は)

 

なぜカットされるのか?

 

そこには、それを世間に公表されては都合が悪い人がいるから。

例えば電力会社や原子力規制委員会など。

 

 

〇ノ丞結び:原発を使わないというのは言うのは簡単ですが、日本には資源と

エネルギーが少ない(このテーマについては、また後ほど述べます)ということ

を鑑み、すぐに中止するにはかなりのリスクがあります。

 

もし中東で紛争が起こり、日本に天然ガスや石油が入ってこなければ、日本経済は

立ち行かなくなります。

それは国内だけが混乱するのではなく、日本の防衛にも影響してきます。

 

一方、すぐ隣の中国・韓国では海岸線沿いにたくさんの原発を設置してますが、

そのことについて疑問を呈したり抗議をしたり、報道されたりといったことは、

あまり見かけません。

日本人の中には、日本人には厳しいが、中韓のすることには口をつぐむといった

傾向の人がたまにおられるようです。

 

 

 

事故を起こした他の遠因の一つには、やはり政治家と専門家の癒着、政治家と

アメリカの原発メーカーとの癒着、敗戦国だからアメリカ様の言うこと

を丸のみする、といった政治家の自虐的な考え方や、地位・名誉・利権・お金

に執着する、といったことも関係しています。

 

 

事故の真相を正しく知ったうえで、どうやって日本の置かれている弱い立場

から脱却するか。

日本の行く末をお上にまかせっきりでいいのか?

 

 

それをいま一度一緒に考えてみませんか?

 

 

 

今回は地上波のテレビではまずやらないテーマを、改めて提起してみました。

 

 

 

 

 

追記:そして、もう一つ地上波のテレビでは取り上げないテーマ

「日本の新しい資源エネルギー」についても、過去に記事に

しましたので、こちらもご興味のある方は是非ご覧ください。

 

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※今回はこちらの動画を文字に起こしました。ご興味のある方はどうぞご覧く

ださい。

 

 

 

 

 

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