中今〇ノ丞の「まあるく生きる」

人生をどう生きたらいいのか、一緒に考えよう

松下幸之助発言集から学ぶ 4 「高い理想も第一歩から」

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みなさんこんにちは、中今〇ノ丞です。

 

松下幸之助発言集より学ぶ」の4回目です。

 

 

 

松下幸之助

「その第一歩のところからやりますね。いくら高い理想をもっていても、

それが他の人にわからないというのでは何にもなりません。

分かるようにはなさなければならない。時としてレベルを下げることも、

しかたがありません。高ければいいというものではない。分かってもらう

ことが第一です。

理想もいいですが、そればかりに走ってはいけません。いちばんいいと思う

理想でも、みんながついてこなければ、何にもならない。みんながついてこら

れる程度で、話すことが必要です。大学の先生は、大学生に話すようにやらな

ければいけない。また小学校の先生は小学生にわかるように、話さなければ

ならない。そういうものでしょう」

 

 

 

 

 

〇ノ丞:

会社での仕事において、能力の差や一人一人の性格の違いなど、社員でも

十人十色。

どこの会社やお店でも、その社員や従業員をまとめていくのは大変な面が

ありますね。

運よく、皆がいい人ばかりで、合う人ばかりであれば、こんなラッキーなことは

ありません。

 

が、どの職場においても多かれ少なかれ、問題行動のある人間がいたり、派閥が

できたり、衝突したりというのはあるものです。

 

 

今回の松下幸之助さんの話は、上司にあたる立場の人間を対象にした内容

だと思われます。

 

 

日常、人間関係において、上司にあたる立場の人間が、新人社員に対して、どのような

姿勢で教えていくのかは、会社にとっても重要な事でしょう。

その会社の中堅どころの人間いかんによっては、人材育成が上手くいけば、会社の

業績は上がり発展しますが、パワハラ上司・人間が存在すると、離職率が高くなった

り、人間関係が壊れたりして、会社はいつまで経っても発展しないし、へたをすると

傾いてしまいかねません。

 

 

教える立場の側が高圧的だったり、または相手の理解力や性格を考慮しないやり方

で対していたら、新人や後輩の人間はたまったもんではありません。

 

みなさんも一度や二度は経験がありますね?

 

そういった人間に共通することの一つに、相手を無視して自分の考えで突っ走る

というタイプの上司です。

松下幸之助さんの話しのように、自分の持つ理想こそをとても大事にしている

きらいが見受けられます。

 

私も経験がありますが、そのようなタイプの上司がいる部署は人の流動が早くて、

いい人材が定着しづらかったり、後輩社員たちは自分で考えて動くというのではなく

、指示待ちで動かされる関係になってしまい、社員それぞれの能力を出しづらくなり、

空気がいつも「どよん」とした重くて寒々とした感じになってしまいます。

 

 

世の中には、逆に「自分では考えたくない。指示されたい、決められたことだけ

をやりたい」といった人間も確かに存在しますので、そのような事情も考慮しなく

てはなりません。

 

ただし、松下幸之助の仰るように、あくまでも「相手が理解できるかどうか」が

一番重要であって、そのためには自分の理想で突っ走っていくのではなく、相手

の理解力や性格を把握して指導なり指示なりができる人間になることが、結局は

周り周って自分が楽になるのだと思います。

 

 

人材育成においては、別に啓発本やセミナーなどの特別なものとして勉強するのも

ありだとは思いますが、結局のところ、日常の人間関係となんら変わらないという

ことを、最近私は思うようになりました。