みなさんこんにちは、中今〇ノ丞です。
前回の「目で見て盗めVS教えてもらって当然」の最終回です。
そして大事なのは、ある技術を獲得するために、失敗を繰り返し、技を
体に覚え込ましたりするという「手間・失敗・無駄」が大事なのです。
「合理的」という言葉は、いかにも頭がいい考え方、という
イメージがつきまといます。
特に若くて経験が浅いと、できるだけ労力をかけずにやること
が、つまり合理的にやる事が最優先なのだ、と思います。
しかし何十年も前のように、モノが行き渡っていなくて、とにかく作れば売れる
という時代ならば、
同じような製品を何万個も作っていれば、給料がもらえてそこそこ生活することが
できました。
しかし、いまのご時世はモノが溢れ、デフレの時代です。
モノが溢れているということは、これからは個人の好みが優先される
時代になります。
「自分はこういう色がいい」とか「自分はこういうのじゃないと買わない」
とか、ライフスタイルも様々になり、同じものを作っていればいいという
時代はもう終わっています。
客の好み、時代の流れを読み、しかもそれぞれの好みが満たされるような
、購買意欲をそそるような商品展開をしていかないと、安い海外製品に
日本は駆逐されてしまうでしょう。
今までは技術に限って話しをすすめてきましたが、その中には当然
人間関係も含まれます。
自分に気が合う人とだけ付き合う、とか交流を広めようとしない、という
人もいます。
しかし、新しいものを生みだす時に、日頃から色々な分野の人に会って
、情報を集めることも、とても役に立ちます。
これも「合理的」という考え方から見ると、とても時間も手間も無駄に
なります。
目に見えない影の報われない努力や無駄こそが、時代を切り開く鍵になり、
ひいては自分を助けることにもなる、と私はそう思っています。
使われる立場のままで、周りの悪口や文句を言い続ける人間になるか、
それとも自分で新しい分野を切り開いていく人材になるか、それは
「あなた次第です!」(なんちゃって)