みなさんこんにちは、中今〇ノ丞です。
今回もジブリ映画でおなじみの、久石譲さんの著書「感動をつくれますか?」
から学んでみたいと思います。
それでは内容に入りましょう。
「セレンディピティ(serendipity)という言葉がある。偶然によって思いがけない
幸運に巡り合うことという意味だ。僕は"偶然の出会い"を非常に尊重したい派だ」
「蓄積やひらめきを発想という名の糸で結び付けているのが直観力だとしたら、
自分に幸運をもたらしてくれるものを引き寄せるのも、その直観力だ」
「根本的には論理的に音楽を組み立てるが、枝葉の部分には、その時々に
僕が感じ取った空気感のようなものを取り込んでみる」
「その時その時に出会ったものを自分の中に取り込んでいくのはとても
大切なことだ。様々な音で溢れかえる中で生活している僕が、ふと意識
を向けた、興味を持ったということは、自分の琴線に触れるものがあった
ということだ。それこそ直感だと僕は思う」
先日、テレビでマツコ(Deluxe)さんが松田聖子ことについて話していましたが
「30代・40代になると、松田聖子の歌の上手さに気づくように
なる。10代ではそこまでわからなかった・・・」
と言っていましたが、全くその通りなんです。(歌が心に沁みるように
なるというか・・・)10代のころはまず外見、髪型とか顔に意識が
いったり、歌も表面的なところしか捉えてなかったように思います。
それと同じように、年齢を重ねると、不思議と若い頃にはわからなかった
ことが、自然と気付いたりすることがあります。
目にするもの、耳にするものは人それぞれですし、感じ方も人それ
ぞれです。ただ、私が思うにその感受性や直感力で秀でているものが
ある人は、例えば何か一つのモノを極めようとして20年・30年と
努力を重ねていくうちに、心がいつしか磨かれ向上し続けていて、
どんどんと山の頂上に近づいていくのではないかな、と思います。
その時々の心の状態いかんによって、同じものでも見え方、感じ方が
変わってくる。だからこそ、努力が大切なんだと思います。
年を取ると、よく『涙もろくなる』なんていいますが、やはりそれだけ
こころの感受性も知らないうちに磨かれ、人の情けやこころのつらさ・
悲しさを自分のこころでも経験しているからこそ、その想いに共感
できるのでは、とも思うのです。