みなさんこんにちは、中今〇ノ丞です。
これが何かをすぐ分かる、やや少なめ ? のひとと、「なんだろう、この空を睨んでいるものは」と思われる、やや多めの ? ひとがいらっしゃるのかなと思います。
▼これは東京・市ヶ谷の防衛省の構内に、実戦配備されているPAC 3 ( パック・スリー ) です。
防衛省の許可のもと、きょう12月10日木曜に撮影しました。
▼24時間、365日態勢で、空から弾道ミサイルが襲ってきたときに、それを撃ち落とそうと、備えています。
不肖ぼくに向かって敬礼してくれている、わたしたちの自衛官は、まさしく凜々しい姿です。
深い敬意と感謝を、あらためて感じます。
ただ、このPAC 3 が弾道ミサイルを撃ち落とそうとするとき、それはターミナル段階、すなわち終末段階です。
終末とは、どういう意味か。
すなわち、たとえば北朝鮮や中国から日本に向けて弾道ミサイルが撃たれたとして ( あくまで仮定です ) 、海上自衛隊のイージス艦が、それを洋上で撃ち落とすことに失敗し、この写真で言えば、東京の空にミサイルが現れて、市街地に着弾しようとする直前の段階なのです。
ここで撃ち落とせなければ、もはや、東京都民、日本国民が大量殺戮に晒(さら)されることを防ぐ手段は、ありません。
▼しかも、たとえば中国はすでに、弾道ミサイルという大量破壊兵器から、次の無差別殺戮の段階であるHGV、極超音速 ( ごくちょうおんそく ) 滑空体に進んでいます。
弾道ミサイルよりもさらに遙かに猛速、最大では音速の20倍で飛びます ( 開発の初期段階では、音速の5倍ほど ) 。
しかも、軌道を変化させるので、レーダーが捉まえられず、やっと見つけたときには、もう着弾の寸前です。
弾道ミサイルは、綺麗な弾道を描くからこそ弾道ミサイルです。弾道を描いてくれるのなら、早い段階でレーダーは見つけられます。
その弾道ミサイルだけでも、恐ろしい脅威ですが、HGVは桁違いです。
上掲の写真のPAC3、そしてイージス艦もみな、HGVには無力です。
そうです、もはや無力なのが裸の現実です。
HGVに対しては今のところ、アメリカ軍ですら有効な迎撃手段を持っていません。まったく持っていません。
何もできないのでは、ありません。
迎え撃つのなら、それは無理だということです。
まるで違う手段があります。
それは、元を絶つことです。
〇ノ丞:青山繁晴議員は危機管理の専門家でもありますので、今の日本の現状も、
他国の軍事力もよく把握しておられます。
このような記事や情報は、一般の新聞記事や地上波テレビではほとんど流れない
ですが、日本を自衛官たちは国民の見えないところでも、このようにきちんと
守って下さっている。
日本の置かれた現状を知り、そして中国などの軍事力を正しく知ることによって、
いま世界はどうなっているのか、これからどうなっていくのかをも正しく把握する
ことができます。
いつまでも、例えば防衛費の話題となると、やれ「戦争だ戦争だ」とお決まりの
幼稚な議論をする人達に惑わされることはなくなります。
ドリーマー(夢想論者)ではなくて、現実をまず知ること。
中国という国が、日本の憲法第9条を取り入れると思いますか?