みなさんこんにちは、中今〇ノ丞です。
今から15年ほど前に、ある地方自治体が開催した「起業塾」に参加したとき
に、その講師の方がお話しされたことについての記事を書いてみます。
さて「起業塾」ということで、毎回色々な話しを講師の方はされますが、
その中で「コンビニ」についてのお話しがありました。
例えば、コンビニの近くに小学校があり、近々その小学校で運動会がある。
てことは、運動会当日はその父兄が参加するわけだから、当然コンビニを
利用する客も増えるであろう。
しかも、季節は秋で少し肌寒くなってきたから、おでんが売れるはずだ・・・
そして弁当やおにぎりの数も普段より多く揃えておこうか・・・
等々、予想を前もって立てて、その時に売れそうなものを店長が発注をかける
わけです。
その中でも、特に「おにぎり」について、その講師の方は熱弁を振るっていました。
曰く
「コンビニに行って、もしおにぎりがないなんて、
コンビニ経営者失格だ!」
てな感じで。
なぜかというと、経営者というものはいかに客の要望をくみ取って、客が欲しいと
思うものを揃えておくか、そこが大事であると。
そういった、経営者としての視点が起業塾のあなた達にはまず必要なんだよ、
と言いたかったものと思われます。
つまり、ただ漠然と品物を揃えていては売れない。
コンビニを経営するなら、その時々の季節や町内の行事、また今の流行りの
ものなどを、絶えずアンテナを張って考えながらお客様のニーズに応えていか
なければなりませんよ、
だから、その辺りを理解していないと、あなたたちがたとえ会社や店を立ち上げ
たところでうまくいかないよ、ということですね。
コンビニでも、しばらくすると、ほかの店舗に変わっていたり、看板がなくなって
店舗内のものが空になっていたりと、移り代わりの激しい業界ではありますが、
外からでは見えない日頃の努力が、生き残れるかどうかの分かれ目なのかも
しれませんね。