みなさんこんにちは、中今〇ノ丞です。
今回は日本の外交に関する記事についてのご紹介です。
加藤勝信官房長官は12日の記者会見で、オーストラリアのモリソン首相が17~18日に来日し、菅義偉首相と17日に会談すると発表した。覇権主義を強める中国を念頭に、インド太平洋地域での安全保障面の協力強化を確認する。自衛隊と豪軍の相互訪問時の法的地位などを定める「日豪円滑化協定」交渉も進展しそうだ。
菅首相が就任後、外国首脳を日本に迎えるのは初めて。加藤氏は「日豪は基本的価値と戦略的利益を共有する特別な戦略的パートナーだ。政治・安全保障、経済分野での協力を中心に議論する」と述べた。両首脳は17日に夕食会も予定する。
モリソン氏も12日、訪日を発表。「われわれは特別な戦略的パートナーであり、貿易や安全保障、防衛、技術の面で協力している」と述べ、帰国後に14日間の隔離が義務付けられる中で訪日する意義を強調した。 (出典:【時事通信社】)
〇ノ丞解説):この会談のメインテーマというのは「対中国」ということです。
オーストラリアは、中国の経済制裁にもめげずに断固とした態度を示しており、
その思惑が日本と一致しての今回の会談の実現となったのでしょう。
また、日本とオーストラリアとでは同じ民主主義国家という国柄ということも
大いに関係しています。
そもそも 日本とオーストラリアは先月、日本で外相会談を開いており、その時は
日米豪印の外相が集まって、インド太平洋海域の中国包囲網として
「セキュリティ・ダイヤモンド構想」の構築を目指して協議しています。
つまり西はインド、南はオーストラリア、東はハワイ、北は日本というふうに
ダイヤモンドの形でつながって、ともに連携しましょう、というわけです。
この協議はやはりアメリカが主導的な役割をしているとは思われますが、昨今の
新型コロナウィルスのことでもわかりますが、中国の一党独裁のやり方がいかなる
影響を世界に及ぼしたのか、ということを今回日本の私達もまざまざと見せつけら
ましたね。
現在の中国の覇権主義は影をひそめるどころか、ますます拡大の一途を辿っている
以上、日本はこのように各国と連携して中国の圧力を牽制する以外に、国を護る
方法はありません。
世界の平和は「対話」だけでは作れません。それが現実です。