中今〇ノ丞の「まあるく生きる」

人生をどう生きたらいいのか、一緒に考えよう

松下幸之助 「道をひらく」から 4 人事をつくして

 

みなさんこんにちは、中今〇ノ丞です。

 

今回は久しぶりに松下幸之助さんの

「道をひらく」

から学んでみたいと思います。

 

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人事をつくして

 

松下幸之助さん

「『人事をつくして天命を待つ』ということばがある。まことに味わい深い

ことばである。私心にとらわれることなく、人としてなしうるかぎりの力を

つくして、そのうえで、静かに起こってくる事態を待つ。それは期待どおりの

ことであるかもしれないし、期待にそむくことであるかもしれない」

 

〔中略〕

 

「しかしいずれにしても、それはわが力を越えたものであり、人事をつく

したかぎりにおいては、うろたえず、あわてず、心静かにその事態を

迎えねばならない」

 

 

「天命とは、これだけのことをつくしたから、これだけの結果があたえ

られるという、そんな計算の成り立つものではない。まして、私心

多くなすべき人事をつくさず、いたずらに都合よき成果のみを期待する

のは、天命を知らざることはなはだしいといわねばなるまい。

 

めまぐるしい利害の波の日々の中ではあるけれども、時にお互いに

三省してみたいものである」

 

 

 

 

〇ノ丞:仕事をする上で、常に持ちうる限りの力を尽くしてことにあたる、と

いうことは、言うのは簡単ですが、実際はなかなか難しいものですね。

その時の体調や気分、人間関係や仕事の内容などによっては、気持ちが沈み

がちのときももちろんあります。

 

気にするなといわれても、人間なのでどうしても気にはなるし、体調においても

気合だけではどうにもできないときもあるでしょうしね。

 

 

でも、そんな中にあっても、その時その時を精一杯することを心掛けるだけ

でも、できると思います。

 

 

怠けたい、手を抜きたい、当然あるでしょう。

その辺りをうまくコントロールしながらも、できれば仕事に対して感謝の心を

いま一度思い起こす。

そして、客や客先のことを考えながら、また家族や大切な人のことを考え

ながら、一社会人としての責任を果たしていく。

 

松下幸之助の仰る通り、自分がなしたことについて、計算してわかるわけ

ではない。

人間の力を越えた、手の届かないところのことを思い描いても、未来のことは

決してわからないでしょう。

 

でも、その時その時を良くも悪くも精一杯仕事をし、またそこに感謝の想いも

そこに混じっているならば、必然的に良い結果がともなうのではないでしょうか。

 

 

仕事を精一杯し続けれるほどの人ならば、例え今の職場が良くない所であっても、

道は必ず開いていく方向に進んでいくと、私は思っています。

 

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(※Amazonでは、上記の写真の白い表紙のバージョンは、

販売していないようです。令和4年4月1日現在)