中今〇ノ丞の「まあるく生きる」

人生をどう生きたらいいのか、一緒に考えよう

職人のことば ① 「いい若い者が、企業利益だとか、利益追求とか・・・」前編



みなさんこんにちは、中今〇ノ丞です。

 

 

今回は、小関智弘

「現場で生まれた100のことば」

 

という本から、実際のモノづくりの現場で働いている人たちが語っている

数々の『名言』を取り上げてみようと思います。

 

 

日本の製造業の約9割は中小零細企業と言われています。

 

なので、読者の方々の中でも、親族や、または知り合いにこの「モノづくり」

を生業としている方は少なくないのではないでしょうか。

 

 

いわば日本の経済を支えているといっても過言ではない、この中小零細企業

でも、特にモノづくりは日本のお家芸ともいえますね。

(もちろん、サービス業でのお金に換算されない、そのレベルも、世界からみたら

尋常ではないレベルではあるのですが・・・。例えばホテルでの接客や、ガソリン

スタンドでの窓ふき等)

 

 

日本の加工技術は自動車に限らず、料理の世界や美術・工芸品にも及び、

また例えば半導体の洗浄技術に関しては、世界の半導体事業は、日本の技術なく

してはたち動かないなど、その日本の精神からくる卓越した技や、また長い歴史

からくるところの、ごまかさない、正直、かつすべてにおいて心を込めるなど、

それらが結集したところの『日本のモノづくり』の総合力たるや、世界的にも

他に類を見ないレベルにあることは間違いないでしょう。

 

 

私も、そういった『日本のモノづくり』に携わる一人として、例えば松下幸之助

さんや、ソニー創業者の盛田さん、ホンダの本田宗一郎さんといった方々の

エピソードを取り上げるのもいいのですが(松下幸之助の記事は既にたくさん書いて

おります・・・)、日本の本当の強さの源である「中小零細企業」の職人たちの

ことばから、その心・思いを探ってみようかと思います。

 

 

 

 

「いい若い者が、企業利益だとか、利益追求とかいう

ことばをふりかざしているのを聞くと、ヘドが出るほど

嫌だねえ」

ひとり工場主(あるじ) 森山さん 機械部品製造 大田区

 

 

 

〇ノ丞:

昨今の風潮といえば

「利益第一」

「安全第一」

「合理化」

「古臭い前例主義」

 

など、昔の職人の気風というものが、「古い」とか「ハラスメント」

ということばで片付けられている傾向があるのは否めません。

 

 

この言葉の真意というのは、

「まず腕をみがけ」

の一言になるのではないかと思います。

 

 

モノづくりはその言葉通りに、まずはものを作って、そしてお客にそれを売って

そのお代で自身の生活ができるわけです。

 

ただし、作ったものがひどかったり、そもそもその注文されたモノ自体が

作れなければ、お代を頂戴することができません。

 

 

 

※予想より長くなってきそうなので、続きは後編にまた書きます・・・(*´з`)