中今〇ノ丞の「まあるく生きる」

人生をどう生きたらいいのか、一緒に考えよう

日本の新しい資源エネルギー 「メタンハイドレート」 3

 

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みなさんこんにちは、中今〇ノ丞です。

 

「日本は資源がない国」

「だからエネルギーは海外から輸入しなければダメだ」

「石油・天然ガスは海外から買うもの・・・」

  

でも日本には

「逆に世界に輸入できる資源エネルギーがある」

 日本は国際社会から、20年ほど前から「隠れた資源大国」と呼ばれて

いました。

  

 

前回のメタンハイドレート 2」の続きです。

 引き続き「経済産業省資源エネルギー庁」のHPから引用してみます。

 イメージ画像

 

メタンハイドレートについて

メタンハイドレートは、低温高圧の条件下で、水分子にメタン分子(天然ガス)が取り込まれ、氷状になっている物質です。よく「燃える氷」と称されており、温度を上げる、ないしは圧力を下げるなどの変化を与えると、水分子と気体のメタン分子に分離します。分離されたメタン分子は天然ガスの主成分と同じものです。

メタンハイドレートは、世界中の水深の深い海底面下や極地の凍土地帯の地層に広く分布しています。

我が国周辺海域に賦存するメタンハイドレートは、主に2つの賦存形態が確認されています。

① 砂層型メタンハイドレート
水深500m以深の海底面下数百mの砂質層内に砂と混じり合った状態で存在し、主に東部南海トラフ海域を中心に賦存が確認されています。
② 表層型メタンハイドレート
水深500m以深の海底面及び比較的浅い深度の泥層内に塊状で存在し、主に日本海側を中心に賦存が確認されています。
(出典:経済産業省資源エネルギー庁

 

 

メタンハイドレートとは

(出典:経済産業省資源エネルギー庁) 

 

 このメタンハイドレートの第一人者で、東洋海洋大学准教授の

青山千春博士は

「このメタンハイドレートは圧力を下げるか、温度を上げるかすれば、

水とメタン(ガス)に分解します。つまりメタンハイドレートを海底

から船上に引き上げれば、自然に水とメタンに分かれます。そして

、このメタンを既存の火力発電所で燃やして発電することができます。

また、そのまま都市ガスとして私達の台所で使うこともできます」

 

とまあ、いいことづくめでのメタンハイドレートですね。

 

つづく

 

 

 

城所ケイジさんの龍神像 2 (再掲)

 

みなさんこんにちは、中今〇ノ丞です。

 

昨日テレビの「世界の果てまでイッテQ」をご覧になりましたか?

その中で、チェンソーアートのくだりがあって、そこに城所ケイジさん

がイモトさんにチェンソーを教えているくだりがありましたね!

 

今回は、そのチェンソーアート世界チャンピオン城所ケイジさんが龍神像を

製作する動画と、城所ケイジさんのブログの記事をご紹介いたします。

 


チェンソーアート ケイジの 成道寺双龍を彫刻

 

 

こちらの動画と合わせて、この時のケイジさんのブログの記事の写真も掲載します。

 

 

2010年3月23日 「成道寺でのカービング1日目」より↑   

 和歌山県上富田・成道寺(臨済宗)でのカービングがはじまった。
直径73センチの楠、樹齢約200年。
京都・天龍寺で修行されたご住職なので、龍神様を彫る。
完成は未定。檀家の方々のサポートは、すごく嬉しいです。

 

26日 金曜日 成道寺でのカービング2日目↑となった。
雨天続きでなかなかとりかかれなかったので、4日ぶりとなる。
ここでは同時並行で2体の龍神様を彫る。
楠の強い香りが辺り一面にただよう。
これから、数日はここに詰めることになる。
全力で彫ります。
27日 土曜日 成道寺でのカービング3日目。↑
久々の快晴。気温は低そうだが、太陽が心地よい。
龍神様が、だんだん姿を現してきた。

 28日 日曜日 成道寺でのカービング4日目。↑
本日はここまで。

 

今日はこんな感じでした。↑(4月6日)
昨日11日の時点ではこんな感じです↑
龍神様ほぼ完成。あとは少々仕上げ作業を残すのみ。↑
約2週間かかりました。
写真は1体目です。
2体目の写真です。↑

 

城所ケイジさんの龍神彫刻は、まだまだ沢山ありますので、これからもどんどん

ご紹介していきたいと思います。

ほんとに、まるで実在しているような、すぐにでも動き出しそうな見事さですね。

 

城所さんはビーガン(菜食主義)をされています。いわば宮中の賢所にお務めされ

内掌典や、または神職さんが大きな神事の前に斎戒される、それと同じ清浄な状態に

ご自身の体の状態を保って、この龍神像の製作に取り掛かっておられます。

なので、神様の力も自然と頂かれるでしょうし、それが実際の龍神像に表れて

いますよね。

 

いま城所さんと同時代に生きて、この素晴らしい龍神像をこの目で見ることが

できる、なんと有難く、贅沢なことでしょう。

 

 

世界の果てまでイッテQ イモトジャパンツアーin和歌山を見てね!

 

みなさんこんにちは、中今〇ノ丞です。

 

たまに龍神像の記事でブログに載せています、チェンソーアート世界

チャンピオン・城所ケイジさんのブログからの転載です。

なんとイモトさんが和歌山に!

 

 

 

世界の果てまでイッテQ イモトジャパンツアーin和歌山で少しですが取りあげられると思います。

イモトさんに直接お目にかかれ感激でした。イモトさんのチェンソーさばきはいかに?

急なのですが令和2年7月26日 日曜日放送予定です。お時間ある方は是非ご覧ください。

また、ウエアを心良くレンタルくださいましたハスクバーナ・ゼノア(株)様に御礼申しあげます。

 

日本の新しい資源エネルギー 「メタンハイドレート」 2

 

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みなさんこんにちは、中今〇ノ丞です。

 

「日本は資源がない国」

「だからエネルギーは海外から輸入しなければダメだ」

「石油・天然ガスは海外から買うもの・・・」

  

でも日本には

「逆に世界に輸入できる資源エネルギーがある」

 日本は国際社会から、20年ほど前から「隠れた資源大国」と呼ばれて

いました。

  

 

前回のメタンハイドレートの続きです。

 引き続き「経済産業省資源エネルギー庁」のHPからの引用です。

 イメージ画像

 

 

世界最先端の日本の研究

メタンハイドレートは固体で、石油のように井戸を掘れば噴き出すわけではないため、取り出すにはこれまでにない新しい技術を必要とします。また存在する場所が深い海の底などであるために、その場所を探すためにも高度な技術が必要となります。

こうしたメタンハイドレートの研究については、日本が世界の先端を走っています。経済産業省は、2001年から「メタンハイドレート開発計画」を開始。2013年3月には、この計画実施のために組織された「メタンハイドレート資源開発研究コンソーシアム」が、地球深部探査船「ちきゅう」を使い、愛知県渥美半島から三重県志摩半島の沖、水深1000メートルの海底下にある地層から、6日間連続で合計約12万立方メートルのメタンガスを取り出すことに成功しています。これは世界で初めてのことでした。また、2017年にも同じ海域で2回目の試験をおこない、24日間連続で合計約20万立方メートルのメタンガスを取り出しています。

企業のビジネスとして成り立たせるためには、陸上で天然ガスを採掘するより高くなるコストについても、効率化などによって抑えていくことが必要です。加えて、メタンハイドレートの開発が周辺の環境にどのような影響をもたらすかなどの調査も必要となります。

課題もまだまだあるものの、メタンハイドレートをエネルギーとして利用できるようになれば、日本におけるエネルギー面での安全保障にも、また二酸化炭素の排出削減にも役立つことは間違いありません。引き続き世界をリードしながら、技術開発を進め、商業化への道筋を模索していくことが重要です。

  (出典:経済産業省資源エネルギー庁

 

 

※概要をわかりやすく知ってもらうために、経済産業省資源エネルギー庁

説明を載せています。あと何回かにかけて、「メタンハイドレート」を色々な

角度から述べていきますので、今しばらくお付き合い下さい。

 

 

<参考> 第2回海洋産出試験の様子
写真

 (出典:経済産業省資源エネルギー庁

 

 

 それでは、このメタンハイドレートの第一人者で、東京海洋大学准教授

の青山千春博士が解説してる動画がわかりやすいと思いますので、

よければご覧下さい(今から7年前の動画です)。 

 

 

 こちらも8年前と少々古いですが・・・

 

YOU TUBE)

 

 

 

日本の新しい資源エネルギー 「メタンハイドレート」 1

 

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みなさんこんにちは、中今〇ノ丞です。

 

「日本は資源がない国」

「だからエネルギーは海外から輸入しなければダメだ」

「石油・天然ガスは海外の輸入元から言い値で買うもの・・・」

  

でも日本には

「逆に世界に輸入できる資源エネルギーがある」

 日本は国際社会から、20年ほど前から「隠れた資源大国」と呼ばれて

いました。

  

 

今回はいよいよメタンハイドレートのご紹介です。

 まずは、「経済産業省資源エネルギー庁」のHPから引用してみます。

 イメージ画像

 

● メタンハイドレートは次世代のエネルギー資源

メタンハイドレートとはその名の通り、天然ガスの主成分でエネルギー資源である「メタンガス」が水分子と結びつくことでできた、氷状の物質です。火を近づけると燃えるため、「燃える氷」とも呼ばれます。

メタンハイドレート1立方メートルから取り出すことのできるメタンガスは、なんと約160立方メートル。小さな体積からたくさんのエネルギーを生み出すことが可能です。その一方で、メタンハイドレートを燃やした場合に排出されるCO2は、石炭や石油を燃やすよりも約30%ほど少ないことも特徴のひとつです。こうした特徴から、石炭や石油に代わる次世代エネルギー資源として期待されています。

日本の近海に眠るメタンハイドレート

このメタンハイドレート、実は日本の周辺海域に大量に存在しています。その場所は、水深500メートルよりも深い海の底やその下の地層の中。メタンハイドレートは、温度が低く圧力が高い環境であることが存在の条件となっているため、こうした深海や、シベリアの永久凍土の中などから発見されているのです。

資源エネルギー庁がおこなった調査では、日本海側には海底の表面や真下に「表層型」と呼ばれる塊状態のメタンハイドレートが、太平洋側には海底下の地層の中に砂と混じりあった「砂層型(すなそうがた)」と呼ばれるメタンハイドレートが存在していることが分かっています。

エネルギー自給率が7%(2015年度の推計値)ととても低く、エネルギー資源のほとんどを輸入に頼っている日本にとって、自国の領海内にある資源は貴重な存在です。

 (出典:経済産業省資源エネルギー庁

 

 

詳しくは次回へ  つづく

 

 

 

 ↓↓ こちらの記事は熱水鉱床について書いています

www.nakaimamarunosuke.com

 

 

www.nakaimamarunosuke.com

 

日本の新しい資源エネルギー 3 コバルトリッチクラスト

 

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みなさんこんにちは、中今〇ノ丞です。

 

「日本は資源がない国」

「だからエネルギーは海外から輸入しなければダメだ」

「エネルギーは海外から買うもの」

  

でも日本には

「逆に世界に輸入できる資源エネルギーがある」

 日本は国際社会から、20年ほど前から「隠れた資源大国」と呼ばれて

いました。

  

 

では3回目はコバルトリッチクラストをご紹介します。

 

 

 

参考までに、わかりやすい絵がありまして

(出典:EMIRAより)

 

 

コバルトリッチクラスト

 

コバルト・リッチ・クラストは、海山の斜面や頂部に賦存するコバルト含有率の高い海底鉱物資源です。中部・西太平洋の水深1,000~2,400mの海山に賦存している。

我が国おいては、公海域を中心に昭和62年度(1987年)から調査を実施しています。平成20年度からは、我が国の排他的経済水域の賦存状況調査を開始しました。国連においては、現在、公海上コバルト・リッチ・クラストに係る国際的な探査規則の検討を行っており、その動向を注視しつつ、我が国周辺海域の調査を実施していきます。

 

  「コバルト・リッチ・クラスト」参考画像

(出典:経済産業省資源エネルギー庁

 

 

マンガン団塊と類似の鉄・マンガン酸化物で、数百~数千万年をかけて成長した

と考えられる。海山の斜面や頂部の玄武岩等の基盤岩を厚さ数ミリ~数十センチ

で、アスファルト状に覆っている。特にマンガン団塊に比べてコバルトの品位が

三倍程度高く、微量の白金を含み、北西太平洋に点在する海山に多く分布する。

コバルトリッチクラストはレア・メタルの宝庫といわれる。

コバルトは、地殻合有率を1とした場合、約300倍、ニッケルは約80倍、

銅は約20倍、レアアースが約10倍となっている。

 

 

海洋における鉱物資源の概要イメージ

(出典:経済産業省資源エネルギー庁

 

 YOU TUBEに動画がありましたので、ご参考までに載せておきます。

 

 

それでは、次回はいよいよメタンハイドレートについてご紹介

いたします。 

 

つづく