中今〇ノ丞の「まあるく生きる」

人生をどう生きたらいいのか、一緒に考えよう

三種の神器 八咫鏡(やたのかがみ) ❶

 

みなさんこんにちは、中今〇ノ丞です。

 

今回は、三種の神器の一つ「八咫鏡」(やたのかがみ)について

学んでみたいと思います。

 

 

八咫鏡は、皇位の印である三種の神器のひとつです。

古事記日本書紀によりますと、高天原(たかまがはら)で天照大神

天岩屋(あまのいわや)にこもってしまったときに作られました。

 

f:id:nakaimamarunosuke:20200514192442j:plain

(天の岩戸開き)

 

この八咫鏡天叢雲剣(あまのむらくものつるぎ=草薙剣)、八尺瓊勾玉

(やさかにのまがたま)を三種の神器といいますが、天照大神は、孫に

あたる瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)に、この三種の神器を渡して

「葦原(あしはら)の千五百秋(ちいほ)の瑞穂の国は、これ吾が

子孫(うみのこ)の王(きみ)たるべき地(くに)なり。爾(いまし)皇孫、

就(ゆ)きて治(し)らせ。行く(さき)くませ。宝祚(あまつひつぎ)の

隆(さか)えまさんこと、まさに天壌(あめつち)と窮(きわま)り無か

るべし」(←少々読みづらいですが原文のママ載せます)

 

上記の文は「天壌無窮の神勅」と言われています。

天地が永久に続くよう宝祚(皇位)も悠久に続くことを言われて

います。

 

続いて

 

天照大神、手に宝鏡を持ちたまいて、天忍穂耳尊(あまのおしほみみのみこと)

に授け祝う(ほ)ぎて曰はく「吾が児、この宝鏡を視(み)まさんこと、

まさに吾を視るがごとくすべし。与(とも)に床(ゆか)を同じくし殿

(でん)を共(ひとつ)にして、斎鏡(いわいのかがみ)とすべし」

 

 皇居の賢所と、伊勢の神宮の内宮に鏡が祀られているのは、上記の

ように「鏡を吾(すなわち天照大神を)視るがごとし」ということで

祀られているわけです。

 

またその後の文章「与(とも)に床(ゆか)を同じくし~」は

同床共殿と言われています。

 

 

後にこの三種の神器を携えて、瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)の一団は

地上に天孫降臨します。

f:id:nakaimamarunosuke:20200514212434j:plain

 

つづく