みなさんこんにちは、中今〇ノ丞です。
今回は「ブッタの感興のことば」から学んでみたいと思います。
第17章 『水』
五、「『その報いはわたしには来ないだろう』とおもって、
悪を軽んずるな。水が一滴ずつ滴(したた)りおちるならば、
大きな水瓶でもみたされるのである。愚かな人々は、少しずつ
でも悪をなすならば、やがてわざわいにみたされるのである」
六、「『その果報はわたしには来ないだろう』とおもって、
善を軽んずるな。水が一滴ずつ滴(したた)りおちるならば、
大きな水瓶でもみたされるのである。気をつけている人々は、
少しずつでも善をなすならば、やがて福徳にみたされるのである」
塵も積もれば山となる と似ていなくもないですが、
日頃、自分の行動や心の中で思うことは、あまり気にならない
かもしれません。でも
「このくらいは別にやっても大丈夫だろう」
「人が見ていないのだから、いいだろう」
「心で何を考えているかは誰にもわからないのだから・・・」
と、誰でも思うことですよね。
なるほど、ちょっと悪いことをしたところで、すぐに
何かバチがあたることもないし・・・
反対に、道に落ちているゴミを拾ったり、困っている
人を手助けしても、それがすぐに良い結果となって還って
くるわけでもなし・・・
ですが、それらが積もり積もって、いつか結果となって現れる、
ということですよね。
世の中ほんと色んな理不尽なこと、理解できないことのオンパレード
な毎日ではありますが、こういう目には見えない法則があるから
こそ、身も心も正さないとな、って思いました<m(__)m>
しかも、万人に平等にこの法則は働くわけですから。
違う見方をすれば、どんな人でも努力次第で素晴らしい人に
なれる資格が与えられているともいえます。
ただし、悪いことをしたとしても、そこに心からの反省の
気持ちがあればね。間違いを起こさない人はいないですし。
また、失敗は悪なのかもしれないけれど、失敗をして初めてわかる
こともありますよね。