みなさんこんにちは、中今〇ノ丞です。
今回は、宮中祭祀を司る掌典職の内掌典(ないしょうてん)として、
1943年から2001年まで57年間も皇室に仕えられた「高谷朝子」
さんのご紹介です(高谷さんは2018年に亡くなられています)。
(出典:宮中賢所物語)
この内掌典とは、皇居内にある宮中三殿(賢所、皇霊殿、神殿)という、皇居の
中でももっとも神聖な場所・賢所(けんしょ・正式にはかしこどころと読む)の
御用を勤められる女性のことです。
内掌典は、昔は住み込みで365日、24時間体制で、一年の間に執り行われる
皇居内の神事に携わり、独身女性しか就任できません。
皆さんは、よくテレビでご覧になったことがあると思いますが、賢所とは
天照大神の御神体である「八咫鏡」(やたのかがみ)の形代(レプリカ)
が奉安されています。
よく皇族方がご結婚されたり、また即位されたりするときに、必ずこの
賢所に祀られている天照大神にご報告されるのですが、この時に天皇陛下
や皇太子殿下は束帯姿で、皇后陛下や皇太子妃は十二単に髪はおすべらかし
の形で、賢所の前を歩かれる姿がテレビで放映されたりしますよね?
~2に続く~