中今〇ノ丞の「まあるく生きる」

人生をどう生きたらいいのか、一緒に考えよう

二宮尊徳 「二宮翁夜話」から学ぶ ②

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みなさんこんにちは、中今〇ノ丞です。

 

前回の続きです。 

 

 

「音もなくかもなく 常に天地(あめつち)は書かざる

 

経(きょう)をくりかえしつつ」 

 

 

「此(かく)のごとく日々、繰り返し繰り返して

しめさるる、

 

天地の経文に誠の道は明(あき)らかなり」

 

 

〇ノ丞):二宮尊徳公は、皆さまがご存じの通り、幼い頃から家の農作業を

手伝い、夜は本を読んで勉強した苦労人です。家の没落をその勤王精神で

克服し、借金を全て返済して、失われた先祖伝来の田畑も全て取り戻した

方です。

そのような農業の体験から、自然の働きを通して、そこに真理・摂理がある

ことに気付かれたのでしょう。つまり仏典や他の聖典に書かれていることが、

自分の周りの自然に既に示されているのだ、ということを仰っておられるの

だと思われます。

 

春が来て種を蒔き、夏がきて作物は育ち、秋がきて収穫する。冬がきて雪が

降ることで大地が殺菌されて、再び春がくる。

 

そのような、ごく当たり前のことが、実は誠の道を指し示しているので

ある、と。

 

仏教にはたくさんの経文があります。しかし、二宮尊徳翁は自然の営みや運行

はすでに誠の道を示している、しかもわざわざ人に誇ることもなく、淡々と

その動きは続いていく。

 

それがすべて示しているではないか?と。

 

 

この「二宮翁夜話」の冒頭では、さらにこのように書かれています。

 

「天地を以て経文とす」

(てんちをもってきょうもんとす)

 

「二宮翁夜話」は、冒頭からこのような「誠の道とは」から入っていきます。

 

 

つづく

 

 

 

 

 

 

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元祖「翼をください」の山本潤子さん

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みなさんこんにちは、中今〇ノ丞です。

 

今回は、以前ご紹介した「オフコース」の同世代である

山本潤子さんをご紹介いたしましょう。

 

 

山本潤子さんは、元々フォークグループ「赤い鳥」のメンバー(他はハイ・

ファイ・セットなど)。

同世代のオフコースの小田さんと鈴木さんは、大学3年のとき、ヤマハのコンテ

ストに出て「ここで優勝して、音楽をやめよう」と決意されるも、結果は準優勝

・・・

その時の優勝者が、山本潤子のいらした「赤い鳥」で、その時唄った優勝曲は

「竹田の子守歌」でした。

 

その後、オフコースの小田さんと鈴木さんは、コンテストで優勝できなかった

ため、音楽をやめる踏ん切りがつかず、結局プロの道へと進んで行くわけですが

・・・

 

あのオフコースを抑えて優勝した「赤い鳥」の山本潤子さん。

 

80年代に小中学校で習った「翼をください」は、実はこの「赤い鳥」の

山本潤子さんがオリジナルだったのです。

 

今では、カバーするアーティストによって、そこそこ世間に知られる

存在となりました。たまに、学生やアマチュアの合唱団でこの曲を

練習しているのを聴くことがありますが・・・

若い世代の方でも、そこそこ馴染みがあるのでは?

 

 

さて今回改めて色々と動画を聴き比べてみましたが、こちらの動画が一番声の

伸びがよかったです。ただし少々古くて(1980年代頃のビデオテープか?)

画像もあまり良くないのですが、映像を見る限り山本潤子さんも若くて、声の良さ

が出ていると思いましたのでこちらを載せました。

 ↓↓↓

 

上手いですよね(*‘ω‘ *)

 

 もう一つ。 こちらは、伴奏が尾崎亜美

 

さすが、オフコースを抑えて優勝しただけのことはあり、歌唱力が

素晴らしいですね(^^♪

 

もともと歌の上手な方なのでしょう。

どこか、カレン・カーペンターと似ているところがあるような・・・

気がします。

 

 

フォークソング」というジャンルは、今では死語のようになっているの

かも知れませんが、今の時代、こういう素朴ですがストレートなフォーク

ソングの方が、逆に新鮮に聞こえるのではないか、という想いから

山本潤子」さんを今回は取り上げてみました。

 

 

 

 

 

旧皇族、11宮家について ⑥ 

 

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みなさんこんにちは、中今〇ノ丞です。

 

前回の続きになります。

 

 

その後、11宮家は4家が既に断絶し、2家は現在の当主をもって末代

となるので、断絶することになります。

ですから若い世代に継承者が残るのは5家のみとなりました。

 

11宮家が皇籍離脱するにあたり、昭和天皇の思し召し(おぼしめし)に

よって菊栄親睦会という会が設立されました。

皇室と旧皇族の親睦を深めるための会です。

新年の祝賀や、天皇誕生日をはじめ、様々な機会に旧皇族が招かれ、現在

でも皇室と旧皇族は深い関係にあります。

 

終戦直後の旧皇族は、自らの生計を立てることに精一杯ではありましたが、

しばらくすると公職に就く人も現れました。

竹田宮の竹田恒徳は前日本オリンピック委員会委員長やその他のスポーツ

関係の団体の役員を歴任した他、旧北白川宮当主は神宮大宮司を勤められた

こともあり、また旧久邇宮当主も以前神社本庁統理を勤められたこともあり

ます。

 

11宮家の現在

伏見宮(ふしのみや) 現当主で断絶

山階宮(やましなのみや) 断絶

賀陽宮(かやのみや)

久邇宮(くにのみや)

梨本宮(なしもとのみや) 断絶

朝香宮(あさかのみや)

東久邇宮(ひがしくにのみや)

北白川宮(きたしらかわのみや) 現当主で断絶

竹田宮(たけだのみや)

閑院宮(かんいんのみや) 断絶

東伏見宮(ひがしふしのみや) 断絶

 

 

 完

 

 

 

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雅楽による「君が代」

 

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みなさんこんにちは、中今〇ノ丞です。

 

今から22年前の1998年、日本で行われた「長野冬季オリンピック」での

開会式。

 

そんお開会式で演奏されたのは、雅楽による「君が代

 

普段、私達が聴く「君が代」の感じとは印象がかなり違っていて、改めてこの

雅楽演奏によって聴きますと、その旋律自体が雅楽にピッタリの、雅楽の旋律に

なっていることに気付かされました。

 

それではお聴き下さい。

 (追記:動画を一度クリックすると、「動画を再生できません」の画面になり

ますので、その中の「YOU TUBEで見る」のところをクリックして下さると

視聴できるようです)

 

 

こちらは、雅楽演奏会の動画です。

 

 

余談ですが、この君が代の旋律というのは、西洋のセオリー通りにはなって

いなくて、音階でいうと

「レ」ではじまって

「レ」で終わる

という、西洋の理論から外れた、いわゆる「終わりきってない」旋律なんです。

 

西洋の音楽理論では、曲は普通主和音(トニックコード)で始まり、主和音で

終わる。

ハ長調なら「ドミソ」の和音で始まって「ドミソ」の和音で終わるのが定石です。

 

ところがこの「君が代」の旋律は「レ」で始まって「レ」で終わっているのです。

 

これは私の推測ですが、明治時代にこの「君が代」の旋律にオーケストラの伴奏を

付けた人は、この始めと終わりの独特の旋律に和音を付けようとしたが、どうしても

難しかったので、最初と終わりの旋律のところは、和声をつけずに単音の旋律のままに

しておいたのではないか?と思っています。

それが、よく流れる「君が代」のオーケストラが最初と最後に和音がついていない

理由ではないかなと・・・

こういうところが西洋と日本の感覚の違い。

 

このような音階は「47抜き(よな抜き)」といって、ファとシがない

音階で、沖縄民謡などに使われる、日本独自の音階です。

 

 

現在、一般に浸透している西洋のオーケストラバージョンも非常に格式高くて

いいのですが、この雅楽演奏の方がどこかしっくりくるし、一日本国民として

はついカッコいい!と思ってしまいます。

 

だって、いま世界の中でも日本にしかないものなのですから・・・

雅楽って。

 

 

 

 

 

二宮尊徳 「二宮翁夜話」から学ぶ ①

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みなさんこんにちは、中今〇ノ丞です。

約半年前に書いたこの「二宮翁夜話」の記事ですが、①を書いてから

かなり間が空いてしまいまして・・・

今回、改めてこの記事を再掲したしまして、新たに続きを書いてみたいと

思いました。

宜しければご覧下さい(^^)/ 

 

 

今からもう8年くらい前になりますか、熱田神宮において講座があり

まして、そこに当時伊勢の神宮禰宜でいらした小堀邦夫さんが

来られて講演をされました。

 

丁度次の年に伊勢の神宮式年遷宮を控えた時期で、その記念講演的

な感じだったと思います。

 

やはり伊勢の神宮禰宜をされていただけあって、普段はなかなか

聞けないような素晴らしい講演内容でした。

 

例えば、お酒のことを神社では「御神酒」といいますが、この

お酒のことを昔はただ「き」と言っていました。

それを神様にお供えするということで、「みき」となったのですが、

現在はそこに更に「お」をつけて「おみき」となっているとか・・・

 

また、縄文時代はドングリや芋類が主食だったが、

弥生時代に入ってからは、米が主食になっていった

 

縄文人の顔立ち  弥生人の顔立ちの違い

等々・・・

 

小堀さんは伊勢神宮に関する本も出しておられる学者肌の方なので、当然

博識なわけですが、私がその講演会の内容で特に印象に残っている

話しがあります。

 

それは二宮尊徳翁の話しで、詳しくは「二宮翁夜話」という

本に記されているのですが、それは

 

「音もなくかもなく 常に天地(あめつち)は書かざる

 

経(きょう)をくりかえしつつ」 

 

続けて

 

「此(かく)のごとく日々、繰り返し繰り返して

しめさるる、

 

天地の経文に誠の道は明(あき)らかなり」

 

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というお話しをされたのがとても印象的でした。

 

 

さて、文章が昔の言い方で少々わかりづらかったとは思いますが、私は

この昔の文語体の方が、その時のニュアンスを限りなく近く表現している

のではないかと思っているので、分かりづらくてもこの岩波文庫

バージョンを買いました。

 

現在は、この「二宮翁夜話」も口語訳でわかりやすく書かれて、

しかも解説もついた本が何種類か出ていますが、私は二宮尊徳から

直接聞いた、著者の福住正兄が書いたであろう文章を好んでいます。 

 

この「岩波文庫」バージョンは既に絶版で、売れないからなのか、

今は古本でしか買えなくて、定価¥720が¥3000となって

いました(>_<)

 

それでは次回に、この記事の続きを書きたいと思います。

 

 

黄金色の夕焼け

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(ふと窓を見たら、このように空が黄金色に輝いていました)

 

みなさんこんにちは、中今〇ノ丞です。

 

昨日の夕焼けがあまりにも美しかったので、今回はその写真のご紹介を

いたします。

 

(なお、場所が特定される恐れがあるために、写真全体の一部を拡大して載せて

います。ほんとは写真の全体をご覧いただきたいのですが・・・残念です。

その辺りを御了解下さい)

 

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光が帯状に放射しだしました

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神々しかったです。実際は写真よりも、もっと綺麗な光り具合でした

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壮大なショーを見せていただきました。

その後しばらくして、コオロギなど虫の合唱(コンサート)が始まりましたよ(^^)

 

 

 

秋ですね。 秋にピッタリの歌は?

 

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(夕焼けの空。色あいの変化がキレイですね)

 

みなさんこんにちは、中今〇ノ丞です。

 

少しずつ、季節は秋へと移ってきてますね。

 

今回は、私が「秋のあの雰囲気にはこの曲がピッタリだワイ」と思う

歌を勝手にご紹介いたします(ΦωΦ)

 

 

私がいつもイメージするのは、この「オフコース・秋の気配」です。

 

 

えっと、オフコースって知ってますかね?(?_?)

若い20代30代辺りだと知らないかな~?

たまにテレビのCMとかで「小田和正」さんの歌が流れますが・・・

まあ、この「秋の気配」も80年代初期ごろの歌なので、知ってる世代は

やはり年齢が50代以上になっちゃうかもですねえ・・・

(時代は流れるものよノオ・・・(ΦωΦ))

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もともと横浜出身の小田和正さん。

横浜に港が見える丘公園があり、その公園をテーマにこの曲を書いたそう。

 

冒頭のフォークギターとエレピ(エレクトリックピアノのこと。ヤマハCP-70

かな?)で入っていきますが、もともとは小田和正さんと鈴木康博さんがオリジ

ナルのメンバーで始まった「オフコース」。

オフコース初期は小田さんがギター・ピアノ、鈴木のやっさんがギターの編成だった

ので、この曲の入り方もそれ風ですね。

 

その後、清水仁・松尾・ジローさんの三人が加わっていきますが、この曲も丁度

2人から5人編成のグループになった頃の作品です。

この曲のイントロで、ベースが良い感じのラインを弾いていますが、これも

ベースの清水の仁さんが即興で弾いたものが、採用されたという逸話も。

 

小田さんもこの曲を気に入っておられるようで、私も歌を聴いていると秋の空が

目に浮かぶようです(´-`).。oO

まあ、この曲を聴くと少しおセンチな気分になりますが、オフコース世代の方々

なんかは、歌と思い出がシンクロしてしまって、その当時の頃の気分に戻ってし

まったり、思い出が甦ったり、なんてこともありますよね。

それは、オフコースに限らずですが・・・

 

 

てことで、今回は私の個人的な「秋の歌」を紹介してみました。

 

 

さて、みなさんは「秋の歌・曲」って、何を思い浮かびますか?

 

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(これも夕方の空ですが、黄色過ぎですよねぇ・・・)