中今〇ノ丞の「まあるく生きる」

人生をどう生きたらいいのか、一緒に考えよう

二宮尊徳 「二宮翁夜話」から学ぶ ②

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みなさんこんにちは、中今〇ノ丞です。

 

前回の続きです。 

 

 

「音もなくかもなく 常に天地(あめつち)は書かざる

 

経(きょう)をくりかえしつつ」 

 

 

「此(かく)のごとく日々、繰り返し繰り返して

しめさるる、

 

天地の経文に誠の道は明(あき)らかなり」

 

 

〇ノ丞):二宮尊徳公は、皆さまがご存じの通り、幼い頃から家の農作業を

手伝い、夜は本を読んで勉強した苦労人です。家の没落をその勤王精神で

克服し、借金を全て返済して、失われた先祖伝来の田畑も全て取り戻した

方です。

そのような農業の体験から、自然の働きを通して、そこに真理・摂理がある

ことに気付かれたのでしょう。つまり仏典や他の聖典に書かれていることが、

自分の周りの自然に既に示されているのだ、ということを仰っておられるの

だと思われます。

 

春が来て種を蒔き、夏がきて作物は育ち、秋がきて収穫する。冬がきて雪が

降ることで大地が殺菌されて、再び春がくる。

 

そのような、ごく当たり前のことが、実は誠の道を指し示しているので

ある、と。

 

仏教にはたくさんの経文があります。しかし、二宮尊徳翁は自然の営みや運行

はすでに誠の道を示している、しかもわざわざ人に誇ることもなく、淡々と

その動きは続いていく。

 

それがすべて示しているではないか?と。

 

 

この「二宮翁夜話」の冒頭では、さらにこのように書かれています。

 

「天地を以て経文とす」

(てんちをもってきょうもんとす)

 

「二宮翁夜話」は、冒頭からこのような「誠の道とは」から入っていきます。

 

 

つづく

 

 

 

 

 

 

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