中今〇ノ丞の「まあるく生きる」

人生をどう生きたらいいのか、一緒に考えよう

ブッタ「感興のことば」から学ぶ  ❾ 「非難」

 

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「沈黙せる者も非難され、多く語る者も非難され、

すこしく語る者も非難される。

世に非難されない者はいない」

 

 

 

〇ノ丞:人の口には戸はたたぬ、というように、日々の日常生活の

中で、ほとんどの人が経験する「非難」「陰口」「誤解」「曲解」

など。

 

人間て心で思うことには制限がなくて、それそれが育った環境や境遇、教育

などによって思い、考え、話しをします。

全ての人が正しく物を見てくれればいいのですが、それぞれが先入観を持って

いたり、物事を部分的にしか見ていなかったりして、中々そうはいきませんね。

 

 

『十人十色』

 

 

例えば10代の学生時代のときなどのように、まだ世間的にも視野が広くなく、

経験もまだ少ないと、ちょっとしたことで判断を間違えたり、あるいは辛い状況

に自分を追いやったりしてしまうことも少なくありません。

 

 

高いところから視野を広く見渡せば、人間の思うことや話しなども、案外いい

加減なもの。

それは、自分自身にも胸に手を当てて考えてみれば、思い当たることは数限り

なくありますね。

 

 

そこで、上記のブッタの言葉のように、誰もかれも結局は非難される、人間の見方

や判断もあてにならないところもあるのだから、すべてのことに心を惑わすことも

ない。

 

かといって、すべての意見をなおざりにしてもいけませんが、この世の人間の

やることにはどうしてもこういった面があるよ、とでも覚えておけば、ある程度

気は楽になるでしょう。

 

そして、迷う時間も減って、その分を自分のやるべきことに使って邁進する方が、

自分の人生にとって良いのでは、と思います。

 

 

今日も性懲りもなく、人を「非難」してませんか・・・?

 

ブレーキ、ブレーキ・・・を心掛けたい(*_*;