中今〇ノ丞の「まあるく生きる」

人生をどう生きたらいいのか、一緒に考えよう

一番最初の天皇 神武天皇  ⑮

  

f:id:nakaimamarunosuke:20201108095732j:plain

 (出典:国史絵画)

 

みなさんこんにちは、中今〇ノ丞です。

 

神武天皇が故郷の日向を出発して、近畿地方の大和にて最初の天皇

として即位するまでの物語の15回目です。

 

 

 

 

 <前回の続きから>  

 

その後イハレビコは、現在の和歌山市内の名草山付近に勢力を持つ名草戸畔という

首長を討伐した。

 

日本書紀

 「海中(わたなか)にして卒(にわか)に暴風(あからしまかぜ)に

遇い、皇舟漂蕩(みふねただよ)ふ」

 

イハレビコ(後の神武天皇)一行の船は紀伊半島にそって進んでいた時、暴風に

遭ってしまします。

 

イハレビコは

「嵐から兵をお守り下さい。どうか一刻も早く嵐を鎮めて下さい」

と天神(あまつかみ)・海神(わたつかみ)に祈られました。

 

すると、小さい時に母の国である海原にいかれたという兄の稲飯命(いなひの

みこと)と、海の波の上を渡って常世(とこよ)の国にいかれたというもう一人

の兄の御毛沼命(みけぬのみこと)のお姿が嵐の中に立ちあらわれました。

 

すると、嵐は止み、波も静かになり嵐は立ち去りました。

 

熊野の二木島湾の荒坂津に船をつけられたイハレビコは、天神と海神が稲飯命

御毛沼命をつかわして海を鎮めて下さったのだと、天神・海神にお礼を

申しました。(以上は古事記の説)

 

 

この二人の兄は、三重県熊野市の二木島湾の牟婁(むろ)崎に鎮座する

室古(むろこ)神社には稲飯命が、英虞(あご)崎にたたずむ阿古師

(あこし)神社には三毛入野命がそれぞれ祀られています。

 

 

詳しくはこちらをご覧ください。

        ☟ 

travelog-jpn.blogspot.com

 

その後、熊野の荒坂津(あらさかつ)に上陸し、

 

「因(よ)りて丹敷戸畔(にしきとべ)といふ者を誅(う)つ」(日本書紀

と、地元の首長を討伐しました。

 

しかし丹敷戸畔を討った後、イハレビコの一行は

「時に神、毒気を吐き、人物咸(ことごとく)に瘁(を)えぬ」(日本書紀

 

熊に姿を変えた地元の神の毒気によって、イハレビコも兵士も気を失って

しまいます。

 

 

 

f:id:nakaimamarunosuke:20201108100057j:plain

(出典:「歴史人」より」

 

 

 

www.nakaimamarunosuke.com

 

 

www.nakaimamarunosuke.com